嵐の戦乙女
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ました、御引受けします」
「ええ、お願いね」
「ちょ、ちょっとお姉さまが私達を鍛えてくれるんじゃないの!?」
「悪いですがリーネ様は先日の出産で体調が万全ではないので」
「御免なさいねリアス、出来ればそうしたいのだけれどもドルドナの言う通り出後休業で激しい運動は控えないといけないの、それに心配要らないはヘルは私の元では鍛えるのが一番上手い教官だから心配いらないわ」
「けど」
「何なら勝負してみてわ、ヘル殿1人と貴方達全員でもっとも勝負にすらならないと思いますが」
そう言ったドルドナの言葉にカチンと来たのか顔を強張らせる。昔からプライドが高いのは変わっていないのねリアス。
「良いわよ受けて立つわ」
「じゃ庭に出ましょうか」
・・・兵藤一誠・・・
あの焼き鳥野郎とレーティングゲームをやる事になった俺達はその翌日部長に部室に集められた。
「今から私の姉に会いに行くわよ」
部長が言うには部長のお姉さんは無茶苦茶強くて眷属は居ないけど強い息子や娘さんが沢山いるらしい、そのお姉さんに鍛えて貰おうと言う心算らしい。
「部長のお姉さんか、どんな人なんだろう?」
「リーネ様の事なら少しは知ってるよ」
俺の独り言に答えたのは木場だった。
「何せ話題に事欠かない人だから」
そう言う木場は色々と教えてくれた、10歳で新技術を確立したり、ヤバい技術で悪魔や魔獣を大量生産したり、親が決めた結婚を嫌がって実家と絶縁しかけたとか、自分が治める都市を空に浮かべてたり色んな事をしてるそうだ。
話を聞く限りじゃかなり破天荒な人柄を想像してしまった。
そして訪れた書斎みたいな部屋には部長を大人っぽくした感じのメガネを掛けた女性が書類にペンを走らせて居た。
そして部長がドルドナと呼ばれていた人の挑発に乗ってヘルさんと戦う事になったんだけど部長のお姉さん、リーネさんが言う通り勝負にならなかった。
「遅い!!」
「ぐっう」
木場が背後からのミドルキックを受けて吹き飛ばされ地面を転がる、遅いんじゃありませんアナタが早すぎるんです。俺はスタートの合図とほぼ同時10m近くあった間合いを詰められて強力なボディーブローを受けて早々に戦線離脱、いきなり俺が倒された事にあっけにとられていたら、いつの間にか子猫ちゃんの横に移動して首に一撃、そのまま倒れて昏倒しまった。次に木場、吹き飛ばされても意識はある様だが蹴られた個所を抑えたままで立ち上がる事は出来ない様だ。朱乃さんも魔法の打ち合いになったが火力も連射も段違いに向こうが上で一気に押し切られ直撃し地面に伏してしまった、首を掴まれ地面に足が届かない高さに持ち上げられ苦しむ部長にまるで蛇に睨まれたカエルの様に怯えるアーシア、そして汗1つかいていない相手。
「この程度か、リーネ様の妹君
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