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天使舞う、この世界
NO.12 成長
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策はできたわ。後は実践ね」

「じゃ、これに向かって撃ってみるにゃ」

黒歌が用意してくれた濃霧のボールに霊力でコーティングしたレーザーを放つ。
結果は、威力を衰えさせず貫くことに成功した。

「これなら良さそうね。後は負担を減らせるように頑張るわ」

「課題とは違うけど・・・・・・まあいいかにゃ」

弱点補強はできた。負担が増えたが。

「私は疲れたから寝るわ。おやすみなさい」

「おやすみにゃ」

「ん。おやすみ」

「おやすみなさい」

やったことがないことをやると結構疲れるんだよね。


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翌日

「うひゃあああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!??」

全く女性らしくない悲鳴が鳶一家(暫定)に響いた。

「どうしたにゃ!?」

「どうしました!?」

俺の部屋に入ってくる黒歌とルフェイ。
そう。あの全く女性らしくない悲鳴を出したのは俺なのである。だって、だって!

「は、は、は」

「「は?」」

「羽が増えた!?」

普段隠している天使の羽。たまには伸ばさないと何故か凝るんだよね。羽が。
だから伸ばそうと思って羽を出したら、羽が三対六枚に増えちゃってたのよ。

「なんで!?なんで私に羽が増えるの!?」

「・・・・・・単純に天使としての格が上がったからじゃないかにゃ?」

そんなバカな!?元踏み台の俺が羽を増やすなんてあり得るのか!?

「そりゃ上級悪魔を複数相手にしても無傷で切り抜けたりできるなら格ぐらい上がるにゃ。寧ろ今まで上がらなかったことに疑問を感じるにゃ」

そうなのか。俺、そこそこ強くなってたのか・・・・・・。
でも・・・・・・

「羽が多いと邪魔ね」

「増えた感想がそれですか!?」

ルフェイちゃんにつっこまれた。黒歌は「まあ、これがレイナーレだからにゃぁ・・・・・・」みたいな目で俺を見ている。なんだ、その理解を諦めた目は。

「強くなるのはいいけど、わざわざ翼を増やす理由はないと思うのよね。ぶっちゃけナンセンスよ」

「そこまで言いますか!?」

ナンセンス。意味、無意味、バカげている、など。

「邪魔だから仕舞うわ」

ある程度羽は伸ばせたので、また隠す。

「騒がせて悪かったわ。まだ寝てたでしょう?」

「え?今の時刻は正午丁度ですよ?」

・・・・・・寝坊した!?

「普段から規則性のない生活をしているからにゃ」

そうだな。まあでも、平和だからこんな会話ができるんだろうな。

「どう
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