NO.12 成長
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とつっこみ以外にこんな才能があったのね・・・・・・ッ!」
「まずはその変な認識を改めるにゃ!」
え?他にどんな認識をしろと?
「さて、ルフェイが『贋造魔女』を使いこなせるようになり、黒歌も時間仙術が使えるようになったし、そろそろ次の目標を決めましょうか」
「その事にゃんだけど、レイナーレ」
「なに?」
「レイナーレの弱点を見つけたにゃ」
にゃに?俺の弱点?はっはっは、黒歌が見つけられるわけがない。
「なんなら、また模擬戦でもしてみるかにゃ?」
「そうね。やってみましょうか」
この時俺は負けるなんて微塵も考えていなかった。
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「ああ、これは確かに・・・・・・」
「致命的」
「そういうことにゃ」
黒歌との二回目の模擬戦、俺の惨敗だった。
黒歌がやったのはごく単純なことで、結界である程度の密室空間を創り、そこを濃霧で満たすという戦法だった。
俺の『天使』『絶滅天使』は光を操る。
ご存じの通り、霧の中では光は水分子に当たってしまい一直線に進めず弱くなってしまう。
その結果、まともに攻撃出来ず、結界を破ろうにも、威力不足で破れない。結界を破らないと霧から解放されないという悪循環に陥り、あっさり負けた。
「『絶滅天使』に頼りすぎたツケが回ってきたのかしら・・・・・・」
今まで『絶滅天使』に頼りきりだったからなぁ。封じられたら手も足も出ん。
「というわけで、レイナーレの課題は『絶滅天使』以外の武器を持つことにゃ」
あー、はい。わかりました。でもなにを習得すればいいんだか。
光が俺の主武器だから、光と相性がいいもの・・・・・・雷?
ってそれじゃあパクりだろうが!雷光はいいアイデアかもしれないがパクりはアカンやろ!
と言っても雷以外に思い浮かばないし・・・・・・まあええやろ。
「じゃあ、雷とかかしら?」
「ダメにゃ。適正がからっきしにゃ」
こんなところで元踏み台故のスペックの低さが影響してくるなんて!お姉さん悲しいよ!?精神的には男だけど!
だとすると、選択肢は一つしかない。光しか適正がないのなら、霊力を使って水分子を突破する!
頭が悪くてすいません。でもこれしか思い浮かばないんです。
早速『天使』『絶滅天使』の光を霊力でコーティングしてみる。
うえぇ、負担が増えた。『天使』にも霊力を使うから燃費がぁぁ・・・・・・。
「とりあえず対抗
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