暁 〜小説投稿サイト〜
王道を走れば:幻想にて
プロローグ:雪化粧の修道院 ※エロ注意
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し、欲情を伝播させていた事であろう。男性器が女陰の中へと遠慮なく侵入し、その花園の中に潜む獣性を煽るように、肉ヒダを掠めながら奥へと入り込む。勃起した男根の先、亀頭の先端が淫靡な子宮の口に接吻を交わす。その滑らかな感触を諸に感じるキーラはいよいよもって欲に駆られた喘ぎを激しくし、淫蕩とした笑みを零して陰部の挿入を見下ろした。

「駄目っ、こんなすごいのぉ、覚えたら、もう生きられないぃぃぃ!!もうこれなしじゃ生きられないよぉっ!!」

 その言葉は慧卓にとって同じ事である。キーラが腰を下ろせば、肉ヒダが蠢きあい竿を締め付けると同時にカリを刺激し、下ろしきったと同時に収縮が強くなって陰茎全体に快楽を伝える。キーラが腰を上げれば、膣肉が更なる進撃を求めるように一層の収縮をし、膣口から外れる一歩手前で亀頭を全方位から締め付けるのだ。仮に慧卓のそれが女殺しの名器なれば、キーラのそれは男殺しの、それも英傑殺しの名器と成り得るであろう。竿を縛る紐が無ければ、既に精の奔騰が起こっていた事は間違いない。今この瞬間だけ、慧卓は己の欲情を縛る忌々しき紐の存在を有難く思った。
 そして彼女は慧卓の視覚を愉しませる事を忘れない。太腿は厚く広がり、彼女の欲情の存在を主張するように筋肉が躍動する。桃色に染まった美麗な肌の上を瑞々しい汗が伝い、可憐な形を保った臍の上を、扇情的に鎖骨の上を流れて振るい落とされる。触れば掌の全ての感覚を奪う双丘は、更に男の目を奪うようにふるふると揺れる。キーラの項に大粒の汗が垂れ、艶やかにそこを輝かせた。上下に揺れるたびに艶を光らせた水色の長髪が愉しげに踊る。
 だが何より男の目を奪ったのはキーラのその表情であった。快感に堪えるように瞳を閉じられているが、一方で口は開けられ高らかな嬌声を止め処なく漏らしている。頬が真っ赤に染まり、彼女の愛らしく聡明な表情を淫蕩なものに変貌させる。何ともいじらしく、可憐な姿であろう。慧卓が耐えるように呻きを漏らす。

「キーラは、キーラは幸せですっ!!旦那様の、お、おちんぽでぇぇっ、お腹ゴリゴリされるの好きで、幸せですぅ、ああああん!!」

 その言葉は反則だ、愛しさが抑えられなくなる。慧卓はそう言う時間すら惜しいとばかりに彼女の太腿に手を置いて腰を振ろうとした。既に我慢の一線など疾うに越えている。絶頂を求めてひくひくと痙攣する一物を慰めるために、彼は無遠慮に、そして乱暴にキーラの心身を愛するであろう。
 当に男の本能が解き放たれようとした瞬間、慧卓の手をキーラの手が上から握り締めた。

「駄目ぇっ、動いちゃ駄目っ!!お仕置きだから、じっとぉじててくださいぃ!!」
「で、でもキーラっ...!!」
「イキますからぁ!!私がイク時に紐を外しますからぁぁっ、我慢して下さいっ、あっはぁあああああ!!!」

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