暁 〜小説投稿サイト〜
王道を走れば:幻想にて
プロローグ:雪化粧の修道院 ※エロ注意
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き女性を引っ掛けるでしょう...これだから兄は不埒なんです...」
「あいぃぃい!?痛い痛い、強く握らないでっ!」
「あら、御免なさい」

 思わず強く握り締めた一物からキーラは手を離し、慰めるように亀頭を咥え込む。咥内で快楽に震える亀頭から雄の欲情の臭いが放たれるのがたまらない。奉仕の舌を動かす度に慧卓は恍惚として口を開き、屹立とした陰茎は射精を求めるように震えた。

(んふっ、こんなにビクビクしちゃって、かわいい...そろそろですかね?)

 キーラの愛撫がより丁寧に、淫らに変容していく。カリと裏筋、そして尿道の口を狙い定めて舌を蠢かせ、忙しなく肉槍を咥え込んだ己の頭を上下させ、間断無く性的な刺激を与え続ける。先走りの汁がより一層味を深めて亀頭の割れ目から毀れ出し、快感に耐えられないといわんばかりに陰茎の反応が激しくなるのをキーラは感じ取った。

「あむっ、ぢゅるっ...ふう...」
「あっ...キーラ?」

 堰を切るが如き絶頂の其の寸前、キーラは名残惜しげに一物から口を離して笑みを浮かべる。嗜虐的な光を込めた瞳は、戸惑いを浮かべた慧卓をゆるりと見下していた。

「ふふ...そんな切なげに見ても駄目ですよ...?言ったじゃないですか...時には強い手段も、必要だって...」
「な、なぁ?俺が悪かったから、今度からしっかり彼らを見るからさ、その、手に持った物を...」
「なんですか?」
「...その紐を、捨ててくれないか?」

 何時の間にか彼女の手が握っていた紐を見て慧卓は願いを口にする。紐は通常のそれよりは太いものであるが、まるで何かを縛るための出来たような形をしていた。嫌な予感が慧卓の背筋に流れた。

「うふふふ...いやですよ、愛しの旦那様...これは私の愛の糸です。貴方と私の繋がりを深める、素敵な糸です...捨ててなるものですか」
「キーラ、素敵なのは分かったから、なんでそれを俺のソコにぃ!?」
「愛のためです」

 キーラは嬉々として勃起した慧卓の陰茎を紐で縛っていく。尿道を遮断し精液の奔騰を押さえ込むように、それでいてこれからの劣情の行為の邪魔にならぬよう控え目に縛る。

「さぁ、ケイタク様。授業本番と、いきますね?」

 彼女は言葉とともに己の汗を吸って服の用を成さなくなったネグリジェを脱ぎ捨てる。隠し切れぬ欲情の赤味を帯びた、傾国の美女をも惹き付けてしまうような黄金率の美の裸体が其処に現れた。扇情的に震える大きな胸の頂点で桜色に突起が立っている。そして下腹部より更に下に目を移せば、不毛の丘陵を越えて愛液を迸らせる艶治な女陰が存在していた。クリトリスは完全に勃起し、穢れを知らぬ桃色の膣肉はひだと共に収縮の動きを見せている。まるで陰茎を早く出迎え、咽び泣きたいとせがむよう。
 僅
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