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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第33話:敵が強いッス
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を送りたかったのに……」
「な、何てこと言うのよ! 貴方のお父さんとお母さんは、貴方を立派な勇者にしようと一生懸命頑張ったのよ!」
そんな事は解ってる! でもこんなに辛い状況を全て背負わなければならないなんて……

「まあまあシンシアちゃん……君までシンを苛めちゃ可愛そうだよ」
悔しくて辛くて哀しくて、兎も角何かを叫ぼうとした瞬間……さっきまで俺を責めてたリュカさんが突然俺の味方をしてくれた!?

「本当は生き返った君に甘えたいんだ。オッパイでもチューチューしながら頭を撫でられ甘えたいんだ。優しく『貴方が頑張る必要はないのよ』とか言って、慰めて貰いたいんだよ! あのマダオの彼女なんだろ? 慰めてやれよ……そんな格好悪い男の彼女って名乗るなら。因みに、絶世のイケメンならココに居るよ」
しこたま俺を貶し終わると、自らを指差しシンシアをナンパするリュカさん……

「ふざけんなよ! 何だよ“マダオ”って!? 馬鹿にすんなよ俺を! やってやるよ……アンタの力なんて借りずに、この世界を平和にしてやるよ! 黙って付いてこい馬鹿!」
ムカつく……本当にムカつくよ!
何もシンシアの前で俺を馬鹿にしなくたって言いじゃんか!

「だったら最初から気合い入れろ馬鹿。お前がリーダーとして自覚しないと、付いていく俺等も困るんだ!」
俺の絶叫を聞いたウルフさんが俺の横を通り過ぎる時、怖い顔と声で呟きかける。
それを皮切りに他のみんなも歩き出した……俺の横を通り過ぎて。

「頼むわよリーダー。私達は一蓮托生なんだから、もう覚悟を決めなさい」
「そうですよシンさん。貴方の指示で戦うって皆決めてるんですから……」
アリーナさんとミネアさんが、俺の肩を軽く叩き鼓舞する様に囁く。

「辛いのはシンさんだけではありません。微力ですが私も一緒に頑張りますから、そんなに深刻にならないで下さい」
「そうだぞシン殿。掠り傷一つ負わずに勝利しようなどとは考えてないのだから、失敗を恐れず思い切り指示を出してくれ! まぁ傷を負ってもホイミンが私だけは治してくれるがな!」
トルネコさんとライアンさんも、俺を励ます様に声をかけてくれる。

「う〜んシン……良いお友達が沢山出来たわね! 全てが終わったらオッパイをチューチューさせがら頭ナデナデしてあげるからね!」
笑顔で近付いてきたシンシアが俺の頭を胸に抱き締めると、パフパフしながらご褒美を約束してくれた。

名残惜しくもシンシアの胸から逃れると、視界の隅でリュカさんを確認する。
満足そうに笑顔を俺に見せるリュカさんを……
何だ……全部リュカさんの狙い通りって事か(笑)

シンSIDE END



(闇の洞窟)
リュカSIDE

良いなぁ〜あのパフパフ……みんなが行ったら俺もビアンカにして
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