暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
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レアにも当てはまります。適正年齢は16歳位からと聞いた事があるので、年齢的には問題ないかもしれませんが、カトレアには病と言う爆弾が付いています。

「何より血が近い者同士の子供は、何らかの障害が出やすいのです」

「えっ? 障害?」

 障害と言う言葉に、アナスタシアは呆然としていました。

「アナスタシアは、自分の子供に不自由させたいのですか? また、そう言った理由から親兄妹でのセックスは、社会的にもタブーとされています」

 マギが以前聞いた事がある、近親相姦をタブーとする理由の一つを披露します。と言っても、何処まで本当か分からないあやふやな物ですが、アナスタシアを納得させるには仕方がありません。まあ、後はお国柄によって、タブーとする理由や範囲が増えたりしますがこれが一般的な理由だと思います。

 アナスタシアは私が言った事を吟味し、ゆっくりと理解して行きます。

「好きな男が出来たら、遠慮なくアプローチしろって言ってたのに……。障害が大きければ大きいほど燃え上がるって……。身分や立場なんて関係ないって」

 ……ビキッ ピシピシィ。倫理の説明は確りとしているのに何故? と、思っていましたが、それを全て台無しにする様な事も吹き込んでいた訳ですね。

(ハハハハハハッ 犯人殺しちゃうかも……と言うか、犯人男なら殺す)

「これ程危険で重大な事を、中途半端に教えられたのです。もはや面白半分と言われても、仕方が無いでしょう。そんな人を庇う理由はありませんよ」

 何か……アナスタシアが青い顔をして、ガタガタと震えていますが寒いのでしょうか?

「アナスタシア。誰に教えられたのですか?」

「……でも」

 約束した以上、アナスタシアも簡単には言えないのでしょう。

「……言え(ボソッ)」

 つい言葉と共に、殺気等の黒い物が溢れ出てしまいました♪

「アリア、アリス、アミラの3人です」

 アナスタシアは口を滑られてくれました。やはり我が身は……ですね♪

「ほう。あの三馬鹿メイドか。……兄はちょっと出かける用事が出来たので、アナスタシアはカトレアと仲良くここで寝ているのですよ」

 そう言って私がベッドから降りると、アナスタシアはカトレアに抱き付きました。2人揃ってガタガタ震えているのは何故でしょう? よく見ると、ティアもカトレアの後ろに隠れています。

(おっと、杖を忘れないようにしないと……)

 私は杖を持って、部屋を出ました。

「ど どうしよう。兄様が、あの3人殺しちゃう」

 部屋を出て3歩目で、アナスタシアの声が聞こえました。

(殺し()しないから安心だよ)

「はっ アナスタシア!! ギルに聞こえているわ。これ以上怒りを煽ると本当に
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