暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
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たよ。とっても気持ち良くて、仲の良い男女なら誰でもやっているって。女の子の処女って言うのをあげると、男の子はすっごく喜ぶって教えてもらった」
……ピシィ。
(人の可愛い妹に、要らん事教えたのは……ダレダ)
私は深呼吸をして、怒りを抑えつけます。
「それは誰から聞いたのですか?」
アナスタシアの視線が私からそれ、カトレアに止まりました。
「えっ!! 私!?」
「カ〜ト〜レ〜ア〜!!」
今の私は殺気や怒気等、あらゆるものを撒き散らしているのでしょう。アナスタシアはガタガタと震え、カトレアは千切れんばかりに首を左右に動かします。
「違う!! 私じゃない!! 私はギルを怒らせる様な事や、ライバルを増やす様な事は絶対にしない!!」
(ん? それもそうですね)
カトレアに向けた視線を、アナスタシアに戻します。と同時に、カトレアはこれ以上巻き込まれたくないのか、少し身を引きました。
「アナスタシア。……正直に答えないと」
私の平坦な声が響くと同時に、アナスタシアは千切れんばかりに首を縦に振りました。
「セックスと言う言葉自体は、昨日兄様とカトレア姉様が話しているのを聞いて……」
私がカトレアを睨みつけると、目を逸らされました。
「で、朝になってから、ディーネ姉様に聞いたの」
「ディーネが不機嫌だった原因はそれか!!」
私は思わず声を出していました。そこでふと冷静になると、ディーネがその手の事をアナスタシアに教えるとは思えません。と言うか、それ以前に“教えられる程の知識があるか?”が疑問です。
「で、後は誰に聞いたのですか?」
「えっと、秘密にするって約束したから……」
どうやらアナスタシアは、教えた相手を喋らない心算の様です。ここで強引に聞きだす事も出来ますが、と言うかアナスタシアが言わなくとも調べ上げて、説教した上にボコリます。それよりも「兄妹でそう言う事をしてはいけない」と、教えなければいけません。
「それよりも、親兄妹でそう言った事はしてはいけないのです」
「うん。それは教えてもらった。でも理由は教えてくれなかった。どうしてなの?」
アナスタシアが首を傾げながら聞いて来ました。最低限の倫理的な事は、教えてあるのですね。
「セックスとは子供をつくる為の行為なのです」
「そうなの!?」
目を輝かせるアナスタシアに、私は溜息が出てしまいました。
「出産はそれ自体が危険なのです。そして、アナスタシアみたいに女性側の体が出来ていないと、危険度は一気に跳ね上がります。私はアナスタシアに、そんな危険な事をして欲しくありません」
私は一瞬だけカトレアを見ました。今言った事は、そのままカト
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