暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
[7/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
様にうずくまりました。

「姉様!! 大丈夫!?」

 慌てて駆け付けようとしたら、手で制されました。姉様はすぐにヒーリング《癒し》を使い、鼻をハンカチで拭きとりました。どうやら鼻血を出していたみたいです。

「アナスタシア。それを何処で聞いたのですか?」

 あれ? ディーネ姉様の目が怖い。 如何して?

「えーと。 兄様とカトレア様が話してるのを聞いて……」

「ちっ あの馬鹿ップルが……」

 何故か姉様から、とても怨念のこもった声が……。そして、「慎みを……」とか「自制を……」とか、ぶつぶつと言っています。……なんか、姉様が怖い。

「あの。姉様?」

「アナスタシア!!」

「は はい!!」

 突然大きな声で呼ばれて、驚いてしまいました。

「その事は人に聞いてはいけません」

「え……でも」

「アナスタシアもいずれ知る事です。焦る必要はありません」

 姉様のこんな反応は初めてです。今まで聞いた事は、丁寧に答えてくれたのに如何して?

「特に!!」

 ビクッ

「男の人には絶対に聞いてはいけませんよ」

 ディーネ姉様が、かつて無いほど怖いです。結局その場で、セックスの事を誰にも聞かないと約束させられました。

(情報源が無くなっちゃった)

 ディーネ姉様の部屋から出たら、あたしは頭を抱えちゃいました。

「アナスタシア様 アナスタシア様」

 とても小さな声で、あたしを呼ぶ声が聞こえました。その声の方を向くと、メイドがあたしに手招きをしていました。確かディーネ姉様付きのメイドで、アリアとか言う使用人だったと思います。

(そう言えば、このアリア、アリス、アミラの3人で、ディーネ姉様が三馬鹿メイドとか言って怒っていた様な……)

 警戒心が先に立ちましたが、途方に暮れていたあたしは付いて行ってしまいました。

−−−− SIDE アナスタシア END −−−−



 今日は珍しくアナスタシアが絡んで来ませんでした。当然カトレアの機嫌も良く、久しぶりの平和な1日を満喫していました。この分なら夜も……等と淡い期待を持ってしったのは仕方が無いと思います。

 その期待が裏切られたのは、寝る前にアナスタシアが私の部屋に突入して来た時でした。

 アナスタシアは、私特製の猫さんプリントの子供パジャマでは無かったのです。いわゆるネグリジェと言うスケスケのパジャマでした。……ハッキリ言って、いつもの子供パジャマの方が可愛いです。

「お兄様。寝屋を共にいたしますわ」

「「????」」

 私とカトレアの頭の中に?が乱舞します。それと言うのも、物凄く似合ってないのです。本人は大人の女性を意識しているようですが、ハッキリ言
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ