暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第40話 桃黒戦争勃発!!妹は耳年増
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。私は齢10歳にして、なんて約束をしてしまったのでしょうか。……凹みます。

 この時カトレアは言葉による攻めだけで、実際に事に及ぼうとはしませんでした。当然と言えば当然と言えるかもしれませんが、カトレアも花も恥じらう乙女です。競う相手がいなければ、ゆっくり交際(恋愛)したいのでしょう。(競う相手が、交際相手の実の妹と言うのが問題ですが)

 一通り私をからかうと、カトレアは寝息を立て始めました。私はそれに安心して眠りにつきました。しかし、私とカトレアは気付きませんでした。この時アナスタシアが起きていた事に……。

 次の日の朝目を覚ますと、アナスタシアは既にいなくなっていました。珍しい事もある物だと不思議に思っていましたが、朝食の席でディーネに思い切り睨まれました。

 ディーネにその理由を聞いても、言い淀むばかりで教えてくれませんでしたが、原因はその日の夜に思い知らされる事になったのです。



−−−− SIDE アナスタシア −−−−

 この日あたしは兄様よりも早く目が覚めました。と言うより、殆ど眠れなかったと言って良いと思います。原因は昨日聞いた、兄様とカトレア様の会話です。

 兄様とカトレア様が、セックスと言う物をするらしい。それ自体は、あたしには良く分からけど……。問題は、あたしとティアちゃんが居たら出来ないと言う事です。

 つまり、兄様達がセックスをする時には、あたしとティアちゃんは追い出されてしまう。

 それは兄様が、あたしから離れて行ってしまうと言う事です。

 ……認めない。絶対に。

 とにかく、対策を取らなければなりません。それには、セックスがどういう物か知る必要があります。最初は本で調べようと思いましたが、それらしき記述がある本は無かったと思います。そうなると、誰かに聞くしかないのです。

(取りあえず、ディーネ姉様に聞いてみよう)

 あたしは兄様が起きる前に、自分の部屋に戻って着替えるとディーネ姉様の部屋に行きました。

「姉様。起きて」

 ディーネ姉様はまだ寝ていたので、起きてもらいました。朝の挨拶を交わし、姉様は目をこすりながら聞いて来ました。

「こんな朝早くから、如何したのですか?」

「うん。聞きたい事があって……」

「分かりました。その前に着替えて良いですか?」

 あたしは「着替えながらで良いよ」と答えておきました。すると姉様は、1回伸びをしてクローゼットの方に移動しながら聞いて来ます。

「それで聞きたい事とは何なのですか?」

「うん。……セックスってなに?」

 ゴンッ!!

 なんか、すごい音がしました。見るとディーネ姉様が、クローゼットの扉部分で思い切り鼻を打ったみたいです。鼻を抑えながら、崩れる
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