4部分:第四章
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淡々としていた。ストップウォッチを見てレースの状況を見るだけだった。そうして落ち着いてレースを進めていってなのだった。
遂に最終になった。そこでは来栖だった。その彼はヘルメットを被りながら宮城達に言った。
「では行って来る」
「はい、お願いします」
「頑張って下さいね」
「最後ですから」
「走って来る」
ここでも淡々と話す来栖だった。彼と対する宮城もだ。
表情は豊かだがやはり冷静である。その冷静な感じでだった。
来栖に言葉を送りそのうえでだった。彼を見送った。レース場は周りも観客席も熱い熱気で包まれている。観客達の歓声をアナウンスがさらに煽っている。
派手な色とデザインのレースクイーン達も陽気にはしゃいでいる。そして他のチームではそれぞれ焦っていたり自分達の成績に満足していたりしている。
だがトップを走る二人だけが冷静にレースを進めていってなのだった。
最後のレースを走る。そしてだった。
最終コーナーを曲がってだった。遂にトップでゴールした。それでなのだった。
優勝したのだ。だが優勝のフラッグがはためくのを見てもだ。
来栖は冷静だった。スタッフ達のところに戻ってもだった。
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