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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第三十話 デスティニープラン
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のかもしれない…それは人類全体にとっても非常に大きな損失なのです。私達は自分自身の全てを、そしてそれによって出来ることをまず知るところから始めましょう。これはあなたの幸福な明日への輝かしい一歩です』
ステラ「…デスティニープラン…って何?」
ルナマリア「知らないわよそんなの、何で私に聞くの?こうなったら…」
ステラ「?」
ルナマリア「身内に聞くのよ!!」
そして来たのはアレックスの部屋。
ルナマリア達だけでなくシン達までいる。
アレックス「…何で俺の部屋に来たんだ?」
ルナマリア「それはアレックスが議長の身内だからです。さあ、デスティニープランって何ですか?教えて下さい」
アレックス「あ、ああ…早速議長に連絡を取ったんだが、大掛かりな遺伝子的な“自分を探す”システムにハローワークを組み合わせたようなものだ。コーディネーターとナチュラルの確執を取り除く物だ」
ルナマリア「それってどういうことなんですか?」
アレックス「例えば、俺達コーディネーターはナチュラルよりも能力が高いが、ナチュラルの全てがコーディネーターに劣るわけじゃない。事実、レイもナチュラルだが、並のコーディネーターより能力が高いだろう?」
ルナマリア「レイはナチュラルなんですか!?」
アレックス「何だ?知らなかったのか?」
ルナマリア「初耳ですよ!!」
アレックス「まあレイと同じとまではいかなくても、優れた能力が人それぞれ何かあるのは確かだ。デスティニープランは、それを見つける事。自分の一番得意な分野で勝負すれば、ナチュラルだってコーディネーターに勝てる。実際連合にだってコーディネーターを上回る能力を持った人だっている。ステラの上司であるネオ・ロアノークのように。」
シン「…確かに」
他の連合の軍人と比べてネオは確かに他より頭一つ抜けていた。
ハイネ「じゃあ、遺伝子の結果で仕事を強制されるとかは無いのか?」
アレックス「無いらしい。あくまで自分の意思でやりたい者はやればいい、と言っていたからな。上から強制するのではなく、人々が自主的に賛同する形で実施するそうだ。遺伝子的にどうこう言われても好きなものは好きだし、嫌いな物は嫌いだからな。」
ステラ「…?」
まだ理解していないのかステラは首を傾げている。
アレックスは少し考えると口を開く。
アレックス「ステラ、君は海が好きだろう?」
ステラ「うん、好き」
アレックス「ならもし、海を見てはいけないと言われたらどうする?」
ステラ「嫌」
アレックス「だろう?つまりそう
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