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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
58話:激闘 開始
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れぞれの射撃魔法―――アクセルシューターとプラズマランサーを使って、はやては残っていた魔力刃で迎撃した。

「はぁあっ!」
「っ!」

次の瞬間、フェイトはディケイドへ向けて飛び出す。その途中でハーケンフォームを形成し、再び振り下ろす。
ディケイドはそれを剣で防ぎ、鍔迫り合いを始める。

「士を…士を返せ!」
「返せとは、変な言い掛かりだな?その男は死んだと言った筈だ」
「でもその体は士のものだ!だから、返せっ!」

フェイトは一度弾き、また振りかぶる。何度も振り下ろされる鎌を、ディケイドは全て剣で防ぐ。

「フェイトちゃん!」
〈 Buster mode 〉

なのははレイジングハートを変形させ、矛先をディケイドへ向ける。
それを視認したディケイドは、鍔迫り合う隙にフェイトをバルディッシュごと蹴りだす。

「レイジングハート!」
〈 Divine buster 〉

「………」
〈 Dimension buster 〉

なのはは驚きながらも直射魔法を放ち、ディケイドも直射魔法で迎え撃つ。二つの魔法はぶつかり合い、大きな音を立てて爆発する。

〈 Dimension slicer 〉
「フンッ!」
「わわっ!?」

爆発によってできた煙で視界が悪くなる中、ディケイドは魔力斬撃を三発も放つ。魔力刃を使い切ったはやては、慌てつつも回避行動に出る。
だがその途中で、三つの斬撃が一点で交わるように交差すると、分裂するように六つの斬撃になる。

「そんなんあり!?」

それを見たはやては悪態をつきながら、攻撃を避けていく。

「はやてちゃん!」
「よそ見していていいのか?」
「っ!?」

はやてを心配して声を上げたなのはだったが、ディケイドの声ですぐに向き直る。
ディケイドは引き金を引き、弾丸を打ち出す。なのははそれを見て対応しようとするが…

バシュッ!
「えっ!?」

その前に弾丸が複数に分かれる。だがこの攻撃は、なのは達はよく知っていた。

(これは…士君の…!)

元々は不意をつく為の技だった筈。誘導操作が苦手な彼は、この技を上手く使い切れていなかった。

「これの対処方は―――」
〈 Exelion mode 〉
「前に出ること!」

そう言ってなのははレイジングハートをフルドライブモード―――エクセリオンモードを使用。分かれた弾丸がやってくる前に、前に飛び出した。それによりディケイドの放った弾丸は空振りになる。

加速しながらディケイドに迫るなのは。ディケイドは即座にライドブッカーを剣にして、今度はなのはと鍔迫り合う。ギリギリと金属が擦れる音と共に、火花が散る。

「士君!目を覚ましてよ!」
「………」

なのはの呼びかけも
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