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こんな私(俺)の物語 リメイク
第ニ話 家族が増えました
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俺たち、一応小学生だからな。説得には苦労したんだぜ!


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さて、朝食を終えた俺たちは着替えて学校に向かう準備をする。漸く幽々子が学校に登校できるまで安定したからな。能力的にも、精神的にも。

俺は幽々子よりも大分早く準備が終わったため、能力について考えていた。
俺の『境界を操る程度の能力』は強大な能力だ。消費する霊力も半端じゃない。実は初めてスキマを使った時は、二回発動したらもう疲労困憊だった。だが、俺の能力は反復練習すると少しではあるが負担が減るため、今は比較的自由にスキマを使える。それでも三桁開けれるかわからないが。

他には、『意識と無意識の境界』を操って古明地こいしがやっていたステルスもやってみようと思ったのだが、行き詰まった。境界を操って無意識を支配下に置くことはできたが、そこからがわからないからだ。無意識をどう操れば誰にも認識されなくなるんだ?他人の無意識を操って俺を無意識に見ないように仕向けるとか?
原作の能力では予測されにくいとかしか書いてないからわからない。

東方プロジェクトの能力はただでさえ曖昧なのに、俺の能力はそのなかでも特に曖昧だ。ま、その分応用の幅が桁違いに広いんだけど。

「紫〜、行くわよ〜」

おっと、思考に没頭しすぎていたらしい。さてと、行きますか。

登校中も能力の訓練を欠かさない。幽々子と話ながら能力を操る練習をする。ポケットの中で見えないようにスキマを開け閉めするだけなのだが、話ながらだとどうしてもスピードが遅くなってしまう。言ってしまえば、並列思考をしてみたいんだ。前世では高校生だったが、実は若干中二病な俺なので、こういうものには憧れる。

幽々子も能力を制御しながら話しているはずなのだが、随分と余裕そうな表情だ。

まあ、こんな日常が続き、俺たちは中学生になった。


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中学生になったある日、俺は山に来ていた。理由は幽々子が七草粥を食べたいと言ったからだ。だからと言って山で原材料を採る必要性はあるのかな?幽々子が言い出しっぺだから幽々子も一緒に来ている。

暫く山菜を採っていると、気配を感じた。

気配を感じた方向に向かってみると、一匹の傷付いた狐がいた。俺はその狐を見たとき思った。


  いい実験台、発見。


いや待て、石を投げないで。実験と言っても治療系の実験。より正確に
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