眷属、集めます
第21話
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です。今なら特別サービスで埋め込む作業も手伝いますよ」
「いやいやいや埋め込む以外の選択肢はどこにいったんっすか!?」
「埋め込まなくてもアクセサリーとして身につければ強化出来るんですけど、戦闘中に外れると致命傷になりますからね。埋め込むのが一番安全なんですよ。切り落とされたりしても肉体の一部と認識していれば強化が外れる事は無いですから。聖剣事件の際にバラバラにされても平気だったのもそのおかげですから」
治癒とか痛覚遮断の聖剣は両手両足の甲と喉の奥辺りに埋め込んで十字を作れる様にしてますから。半分以下の性能だと聖剣の十字架に身体を焼かれて死んでしまいますからね。今は問題無いですけど。
「ちゃんと麻酔をかけて痛くない様にしますから安心して下さい。これでもバラっ、こほん、解た、もとい、切開は得意ですから」
「何で言い直そうとして諦めてるんっすか!?」
「いえいえ、ちゃんと意味は変わっていますよ」
「けど言い直したって事はどれも得意なんすっよね?」
「もちろんです。これでも幼い頃より色々と経験してきていますからね。何事も経験を積めば得意になりますよ。一番多くバラっ、解た、捌いた数が多いのは堕天使ですね」
「捌いたって言った!!今、捌いたって」
「研究の為の尊い犠牲です。無論、そこらに居た堕天使ではなく指名手配されている堕天使ですから安心して下さい。さすがに擁護出来ない様な事をしていた様な奴らですから簡単に殺さずに捌かせてもらいましたよ」
あまり思い返す事すらしたくない位の悪逆を行っていた堕天使を捌いたことを思い出す。あれは教会から逃げ出して死霊秘法を見つける少し前の頃でしたね。
ギリギリ村と呼べる場所に立ち寄った際に出会った三体の堕天使、いえ、あれはただのゴミですね。村の住民は全員殺されていました。それも無惨にもバラバラに引き千切られたりして。
それ位なら別にここまでキレたりしませんよ。ただそいつらはただでさえバラバラになっている死体を弄び、魂すらも玩具にして遊んでいたのだ。力ある魔導書に触れる前だった事もあり、その行為は邪神に弄ばれる者達と感じた僕の怒りは無限の剣製を禁手化させ、その感情のままに力を振るった。
その結果に残ったのは虚しさと、ゴミの処分に時間をかけ過ぎてどうする事も出来なくなった村の人達の魂と、ゴミだけだった。
「過去話は面白くもないので止めにして、とりあえず20枚の内5枚は強化系を埋め込む方向にして下さいね。アザゼルさんは十分に強いので1年間は今のままで頑張って下さい。剣に付けれる特性はリストを用意してありますのでそれを見て考えて下さいね。今日はそれだけです」
収納の魔法陣からリストを取り出して配布します。
「僕はこの後、少し用
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