眷属、集めます
第21話
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ろよ」
ミッテルトさんを白音さんに預けてアザゼルさんと一緒に仕様書を確認する。
「ええ〜っと、なんだこれ?大半の物の意味が分からん」
「デモンベインやハンティングホラーに使われてる魔術機構で大半が構成されてますね。動力は、核融合炉ですね」
「ほう、武装も満載だな。うん、まさかこのデザインは!?」
『暁のスーパーウェスト無敵ロボ28號ターボXニトロ改〜注意一秒怪我なんて生温い事は言わないので奈落へGO〜』のデザイン画を見たアザゼルさんがダッシュでホームに向かって駆け出して行く。
「ふむ、何かがアザゼルさんの箏線に触れたみたいですね。ああ、仕様書を見る限り大抵の障害の方が奈落へ送り込まれる仕様でしたから安心して下さい。というか、正面からこれを破壊出来そうなのが一握りしか居なさそうなので。デモンベインと同じヒヒイロカネをふんだんに使ってますから、砕ける物なら砕いてみて下さいよ」
「ほう、そこまで言うのなら試してみようか」
「乗る前に壊さないで下さい。やるなら冥界に着いてからです」
ゼノヴィアさんが破壊の名剣を取り出そうとするので言葉で止めておきます。しばらく歩いて到着したホームに停められている『暁のスーパーウェスト無敵ロボ28號ターボXニトロ改〜注意一秒怪我なんて生温い事は言わないので奈落へGO〜』は意外とまともな見た目をしていた。
見た目は少し古いSL列車なのだが、全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出している。ただ、何処かで見た事がある気がする。少し気になり、機関車のナンバーを調べる。そこに書かれていたナンバーを見てモデルが何なのかが分かる。
「C62 48、そしてデフレクターには999。銀河超特急999号か。本当に良いセンスをしているね」
「うわぁ、懐かしいねぇ」
紫藤さんは幼い頃は日本に居たのでギリギリ知っていたみたいですね。アザゼルさんは機関車内のコンピュータを弄って色々と調べているみたいです。まあそれは置いておいて良いでしょう。その内飽きるでしょうから。
「生きてるって素晴らしいっす」
「大げさですね。高だが10G程でしょうに。普通の人間でも鍛えれば何とかなる程度で済むレベルですよ」
冥界に到着して999から降りたミッテルトさんが地面に倒れ込みそうになるのを、抱えて止めて背中に担ぎ上げます。
「だからって急発進、ターボ、急ブレーキしか無かったんすよ!?あんなのが事故ったら名前通り、注意一秒怪我なんて生温い事は言わないので奈落へGOだったっす!!」
「あの程度なら普通に耐えれますね。白音さん達も耐えれますよね?」
「打撲位にはなると思います。あと、ギャー君はギリギリアウト」
「変化すればなんとかなるはず」
「ゼノヴィアさ
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