ハイスクールD×D ゼオン編
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ん。何かハンデを与えたいと思うのですが」
「そうだね。君、どんなハンデが良いんだい?余程の事でなければ認めよう。無論、ゼオン君に勝てれば褒美もあげるよ」
「ならば、マントの使用を禁じて下さい」
「それだけで良いのか?なんならもっとハンデを付けてやっても良いぞ」
「オレを、ライザー・フェニックスを舐めるな!!貴様ごときマントが無ければどうとでも出来るわ!!」
ほう、フェニックスだったか。なるほど、どこかで見た事があると思えばルヴァル殿に似ていたのか。まあ中身はそうでもないようだがな。ルヴァル殿なら確実にオレの雷を禁止してきたはずだからな。
「では十分後に開始しようか」
そう言ってルシファー様は離れていき、オレを挑発したライザーも眷属を呼びに離れて行った。
「あの、大丈夫なの?確かそのマントって攻撃にも防御にも使ってるんでしょう?」
リアス嬢が心配そうな顔でオレの事を見てくる。
「ついでに言えば文字通り産まれた時から身に纏っている身体の一部みたいな物だな。だけどな、眷属も連れていないオレが最上級悪魔でいるのは他にも手札を握っていると言う事だ」
試合開始直前まで体内で魔力を循環させていつでも術を使える準備をしておく。そして転送される直前にマントを脱いでそのままリアス嬢に預ける。
「誰にも預けた事の無い物だ」
それを告げてレーティングゲーム会場へと転移する。
転移先は障害物が幾つかある闘技場の様な場所であり、大きさとしては直径2km程と思われる。
『皆様、ようこそおいでくださいました。私はこのたびグレモリー家開催のレーティングゲームの審判を仰せつかりましたグレモリー家使用人、グレイフィアと申します。我が主、サーゼクス・ルシファー様の名の下に今回のゲームを見守らせて頂きます。早速ですが、ゲームのルールを説明いたします。今回のゲームの舞台は軍で使われる訓練場に障害物を配置した簡易的な物となっております。そして転移先が本陣となっております。兵士の方々はプロモーションする際には敵本陣周辺までお越し下さい。また、今回はハンデとしましてゼオン・ベル様のマントはお預かりしております。それではゲームスタート』
試合開始と同時に今まで抑えていた魔力を全開まで高め、ライザー・フェニックスの魔力を感知してその方向に右腕を差し向ける。
「ラージア・テオザケル」
オレのイメージを元に魔力が雷に変換され、訓練場の一角を雷が飲み込む。
『ラ、ライザー・フェニックス様の兵士8名、戦車2名、僧侶1名、騎士2名、女王1名、リタイア』
ほう、今の一撃で生き延びる者が居たか。雷が通り過ぎて障害物が粉々になり、煙が晴れた先にはボロボロの姿のライザー・
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