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白波
第四章
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 老人は笑いながら彼らに話した。
「それで他にもな」
「高く売れる娘は一杯いますし」
「あと小僧もいますしね」
「高く貸しつけてますし」
「払っても払ってこなくても難癖つけてですね」
「いつも通り売りやしょう」
「ああ、そうするからな」
 こんな話をしていた。しかしだった。

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