暁 〜小説投稿サイト〜
瀬戸際タイムマシーン
瀬戸際タイムマシーン
[29/29]

[9] 最初 [1]後書き


空から降り注ぐのは いつかの誰かの涙
僕は思い通り明日も
しかしながらの胸の焦がれ
僕らはあの星から エンジンをイタダキたい
一つ分けてくれないか
明後日に行きたいだけなんだ

つかみかけた夢の世界
足がすくんでこわしたい
君が許してくれるならば

今 僕はあからさまに

君のエンジンをイタダキたい。


 私は結晶を取り出し躊躇無くプレスした。

「この気持ちこそいらないものだったんだよ。やっと見つけた」

 結晶が砕かれた後の小村は、羽の生えたピカピカのアメリカ車みたいだった。


                                 了

[9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ