災厄の道化
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いうかー、殲滅担当の私がー、見張りなんてー、かったるすぎてー、やってらんなーい」
いちいち語尾を伸ばすのが癖なのか、シオは突っ伏したままぼそぼそと呟く。
「こういうのはー、適当にー、デバイス何とかっていうー、機械に任せちゃえばー、いいのにー」
別にシオはぐうたらな訳ではない。
ただ、こういう見張りは本人曰くかったるく、やってられないのだ。
「あーあー、早くー、妖精が来ればー、私だってー、殲滅出来るのにー」
緑がかった瞳を気だるげに光らせ、シオは再び望遠鏡をチラッと覗く。
「んー、敵も味方も存在なーし・・・あー、退屈ー」
このまま任されている役割を放棄するなり寝るなりしたいシオだが、そうはいかない。
この屋敷にはシャロンがおり、同盟関係にある血塗れの欲望のメンバーもいる。
逆らう訳にはいかない。
という訳で、シオは交代の時間が来るまで変わらず退屈なのだった。
ザイール・フォルガ、マミー・マン、シオ・クリーパー。
この3人は、血塗れの欲望傘下のギルドに属している。
数々の闇ギルドの中でも、かなりの実力を誇るギルド。
その名は――――――
―――――――――災厄の道化。
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