第一章
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ばかりの極彩色の店の中にいる店員はだ。ジーンズにシャツというラフな格好だ。しかし赤いシャツがやけに目立つ。店員自身もピアスにブレスレットにとだ。極彩色の店の中に負けない格好である。
その店員がだ。彼に声をかけてきたのである。こう。
「この店にあるのは」
「いや、それは」
「まあジャズとかラップが人気あるからな」
店員は特に悪い顔をするでもなく彼に言ってきた。
「そういうのはな」
「アフリカ系の音楽か」
「伝統的にそうだろ」
「そうだよな。どっちもな」
「それでだよ。他の音楽だってな」
そのロックやポップスもである」
「多いよな、どうしても」
「アフリカ系がな」
「アメリカの音楽界ってそうなってるからな」
スポーツの世界もそうだが音楽もだ。アメリカのそうした世界はアフリカ系が多い。これについては身体能力や音楽センスが影響していると言われている。
「あんた別に人種差別とかはないよな」
「人種差別?」
「いるからな、どうしても」
店員はここでは真面目な顔になっていた。
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