IS学園に潜む者
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け無いでしょうが!!こちとらコソコソしながらビクビクする毎日を送ってるってのに、何が悲しくてリア充の観察日記みたいな真似しなきゃいけねぇんですか!!」
『仕方ないわよ、任務だもの…(笑)』
笑ってやがる、むしろ嘲ってやがる!!上司の同僚じゃなければこの女ああぁぁぁ!!……上司の同僚ってことは上司じゃん…。
『ふぅ…息抜きもここまでにしようかしらね。『6(セイス)』、貴方にとって下らない内容かもしれないけど、引き続きこの任務頑張ってちょうだいね?』
「…了解。『フォレスト』の旦那によろしく頼みますぜ」
極力恨み言的な内容で頼んます。出来ることなら俺の代わりに藁人形でゴッスンしといて…。
『あ、最後に少しいいかしら…?』
「はい…?」
『もしかして、“彼女”はそこに居たりする…?』
「彼女?……また抜け出したんですか?」
『腹が立つことに私でなく、フォレストから外出許可を貰った上でよ…』
まぁ、直属の上司であるアンタにお願いしたとこで、許可を寄越すわけ無いのは目に見えてるけどな。そもそも無理に逆らったら冗談抜きで殺されるし…。
『彼はいったい何を考えてるのかしら…』
「さぁ?フォレストの旦那が考えてることはサッパリ…」
姉御の部下に外出許可をあげたり、俺にこんな任務を寄越す時点で訳分からん…。
『あら“オータム”が呼んでるわ……そろそろ時間のようね…。それじゃ、またねセイス。』
「はい、“スコール”の姉御。では失礼します、通信終わり…。」
そう言って俺は通信機のスイッチを切った。それと同時に後ろを振り向き…。
「許可を貰って来たんじゃなかったのか…?」
「“スコールの許可”とは言ってないだろう?」
うちの組織の隠れエースが、俺の仕入れてきたスナック菓子を頬張りながら漫画読んでた…。
「…お前のコードネームって、実は『マダオ』の略?」
「殺されたいのか貴様」
「こんな狭い場所でスターブレイカー(IS装備)向けんな…!!」
余談だが、こいつが影で姉さんと呼んでいる『織斑千冬』は生活面においてマダオであるということが分かってしまった。織斑千冬の部屋を初めて偵察した時、俺は本気で部屋を間違えたのかと思った。そして同時に、本人に見たことがばれたら間違いなく消される気がした……存在ごと記憶を…。
命の危機を感じた俺はその場から全力で逃走。その際、癒し系オーラを纏った着ぐるみ少女とエンカウントし、ノリと勢いで和気藹々としたのは良い思い出…。
その子と別れたすぐ後に更識家の当主と全力で鬼ごっこす
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