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SAO−銀ノ月−
第三話
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なない。約束だ。」

むしろ気楽に返し、二人で森の中へ向かった。


「ハアッ!」

森の中を走っていて運悪くPOPした巨大植物をキリトが単発ソードスキル《スラント》を弱点にクリティカルヒットさせてバシャアッ!と音をたててポリゴン片となり爆散する。

…すげぇ…

「ん?どうしたショウキ?」

初期装備である簡素な片手直剣をしまいながらキリトが俺に問いかけてくる。

「…あのな、お前強すぎないか?」

「…ただゲームが上手いだけだよ。さあ、行くぞ。」

キリトは自嘲気味に笑って先を促した。

それからも何度かモンスターがPOPしたものの、キリトが片っ端からたたっ斬ってしまうので俺にやることはなかった。


「まったく、ラッキーだな。お前がいて。」

「あのな、ずっと俺がいるわけじゃないんだ。お前も敵のパターンを…」

「毒蜂は毒針に気をつければただの雑魚。その毒針が出るのは一定のタイミングがある。捕食植物は花の下の点を突けば一撃。代わりに他の部位にはダメージは低い。」

俺がキリトの戦闘を見て分かったことを述べると、キリトは言葉を噤み驚いた。

「お前、俺の戦闘を見ただけでそこまで分かったのか!?」

「俺は人より少々目が良くてね。」

目ってか胴体視力だけどな。
ネットに詳しい友達には『心眼(真)』とか言われたな。

良く分からん。

「ま、流石は古流剣術の跡取りってことか。」

「そう思ってくれりゃあ良い。」

まさか、剣術で鍛えた胴体視力がこのデスゲームで役に立つとは予想もしてなかったがね。

「…そろそろ<ホルンカ>に着くな。ここからはモンスターもPOPしない筈だ。」

「そりゃあ良かった。」

夕日が綺麗な時間に来れて良かったな…

「ショウキ。さっき俺が倒したモンスターのアイテム、俺に必要ないアイテムがあったから…」

「キリト!前だ!!」

キリトが後ろを向いてこちらに話しかけて来た時、キリトの少し前にモンスターがPOPしていた。

「なにっ!?」

キリトが片手剣を構えて隙無く構える。」

POPしたモンスターは深緑色のトカゲ人間−《リザードマン》だ。
右手に持ったシミターでこちらを見てくる。

「キリト…モンスターは出ないんじゃなかったか?」

「βテストの時はそうだったが…茅場の野郎…!」

《リザードマン》の数は三体。

カーソルの色は紫がかっているように見えるので、レベル1である自分より少し上…レベル4ぐらいだろうか…だと言うのが分かる。

「三体ぐらいなら俺一人でなんとかなる…ショウキは下がっててくれ!」

「…どうやら、そうはいかないらしい…」

先程までいた場所−つまり、俺た
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