暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
雄々しき白……です。
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ことはないでしょうけれども。

因みに私の同居人は一夏でした。ある意味ホッとしましたが。






次の日の放課後。春奈たちは第3アリーナのピットに来ていた。

「これが俺の専用機……。」

「はい。織斑くん専用機の白式です。」

その隣では箒がそのISに自身のシステムコンソールを繋いで空中投影ディスプレイ3枚と投影キーボードを2枚呼び出して操作しながら設定をいじっている。

「姉さんならもっと早くできるんだが……善処させてもらう。」

「織斑。ぐずぐずしてないでさっさと乗れ。」

「はい。」

一夏は白式に身を預けるとそのまま搭乗した。

白式は一夏を受け入れてその姿を少しずつ変えていく。箒のサポートも受けているので最適化(フィッティング)も速い速度で進む。

初期装備(プリセット)は3種類。近接ブレード、アサルトライフル、リニアガンだな。」

初期化(フォーマット)も同時進行で箒は指を閃かせる。

「春奈はどこに行ったんだ?」

「春奈は模擬戦の相手をしてくれるらしいぞ。最適化(フィッテイング)が終わり次第だけどな。もうすぐ終わる……よし。」

箒がEnterキーを叩いて全てのデータを反映すると、白磁の機体はすべての設定が終了した。

「織斑。相手を待たせるな。」

「はい。―――箒。」

「む?な、なんだ?」

「ありがとうな。」

一夏は箒に対して素直に礼を言う。と、箒は少し顔を赤らめながら言葉を返す。

「つ、使える武装は近接ブレードの[雪片弐型]と55口径アサルトライフル[不知火]にリニアライフル[仙花]の3つだ。……礼なんて言うな。私がしたかっただけなのだからな。」

と、結局素直になれない箒だった。

「織斑くん。カタパルトの用意ができました。脚部を固定してくださいね。」

真耶の指示に従い一夏はカタパルトに移動、脚部を固定する。

「織斑。発進のタイミングはお前次第だ。」

カタパルトの発射タイミングがハイパーセンサーに表示されたのを確認する。

『進路クリア。発進どうぞ。』

「よし、織斑一夏。白式、出る!」

一夏はカタパルトを起動してアリーナへと勢いよく飛び立った。






一夏はアリーナの中心で対戦相手―――春奈の専用機を一瞥する。

「それが、一夏の専用機?真っ白だね。」

「春奈の専用機……武器無しなのか?」

「あんたバカァ?なんてね。細かいことは気にしないって方向性で。」

「わかったよ。……じゃあ―――。」

「―――ええ。」

間を空けて千冬が発破する。

「では、織斑姉弟。模擬戦を始めろ。」

「「はい!」」

春奈は軽く
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