暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
雄々しき白……です。
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す。

「RCI-00XX 白式かぁ。」

それは一夏の専用機として開発されたISの設計図と詳細です。RCI……リボンズ・クリス・インダストリーとは、私を転生させた神様が私財を投じて設立したIS兵装関連製造者です。

もちろん、その社長さんともあったこともあります。初見で思った印象は綺麗なリボンズ・アルマークって印象でした。まぁ、彼を模して生み出された神様の分身体らしいです。

白式の性能は原作とは違うようなんですね。近接格闘型ではなく、近〜中距離凡庸型となっています。最適化(フィッテイング)を行っていないのでまだどんな武装があるのかはわかりませんが。

と、私のスマートフォンに連絡が来ました。この番号……誰だろう?

「もしもし。どなたですか?」

「やぁ。久しぶりだね織斑春奈。僕だよ。」

「あ、社長さんでしたか。何用ですか?」

電話の相手はリボンズさんでした。そう言えば電話番号を教えてましたね。

「忙しかったかい?」

「いえ。問題はありませんが。」

「なら丁度いい。君に伝えなければならないことが一つある。」

「はぁ?なんでしょうか?」

「……こちらで開発していたISの試作機が何者かによって奪取されたんだ。」

「……ええっ!?」

これはびっくりです。あの社長さんがこんなミスをするなんて珍しい―――じゃないし!

「そんな!一大事じゃないですかっ!?」

「まったくもってその通りなんだがね……はぁ。また主にどやされるよ。」

「そこはまぁ、同情はしてあげますよ。奪取されたISはなんでしょうか?」

「[プロヴィデンス]と言うものなんだが……フリーダムのドラグーンのプロトタイプを積んでいる機体だ。空間認識力がないと発動できないように設計してあるのだがね。」

「SEEDのラウ・ル・クルーゼのあれですね。」

「問題はそこじゃない。プロヴィデンスは企業秘密のシステムを積んでいるんだ。これについては詮索はしないでもらいたいのだがね。」

「分かりました。しかし、なんでその情報を私に?」

「いや。過去に起きた君たち姉弟の拉致事件に関係した組織の仕業なのかもしれないから念の為にね。情報は共有するべきだろう?」

「……お気使い感謝しておきます。エンカウントしたら破壊もしくは捕獲ですか?」

「いや、こちらで対処するよ。こちらの不手際でIS学園の君に何かあったらIS委員会からこってり絞られると思うからね。」

「そうですか。社長さん、頑張ってくださいね。」

「善処させてもらうよ。プロヴィデンスの特徴とデータを送っておく。……念の為にね。では僕はこれで。」

通話を終了してパソコンに目を向けます。

奪われたISですか。うちに来る
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