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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
もう、何が何だか?
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「あ、ああーー!!」
奇妙な右手を持つ少年はこちらに指を向け、アタフタし始める。そして、
「那月ちゃん、ここ、古城と同じクラスじゃん!?」
「教師をちゃん付けするな!」
那月ちゃんはいつも通りのお決まり、扇を取り出しそれを上条の頭に叩きつける。
「痛ってぇ!?」
上条はあまりの痛さに頭を押さえ込み、その場に座り込む。
「何で、上条がこの学校に居るんだよ!しかも転校生!?」
古城は自分の席から立ち上がり、大声で言う。何で上条がこの学校に、朝から何処かに行ったきり戻って来ないと思ったらこんな所にいて、しかも転校生として
「そうだよ、何で俺がこの学校に転校しないといけないんだよ!」
上条は言う。もう、何が何だか分からない。結局、上条は何で学校に来ているんだ?しかもうちの学校の制服で、
「話は後だ。まずは自己紹介をしろ。」
「な、なんで!?」
「いいから、しろ!」
扇をまた取り出し、脅すのように、上条に見せつける。それを見た上条は
「う、分かったよ。やるよ、やればいいんでしょ。」
上条は黒板の前に立ち、チョウクを持ち名前を書き出す。
「上条当麻です、宜しくお願いします。」
「皆、仲良くしてやれ。」
那月ちゃんは適当に、言い、椅子に座り始める。そして、手元に持っていたプリントを上条に渡す。
「これは?」
「見て、分からんか?」
「いや、分かるよ。これを何で俺に?」
はー、と那月ちゃんは重いため息をし、上条を見る。そして、言う。
「皆にプリントを配れ以上。」
一体、何で俺が不幸だ。
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