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ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第二十話
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泳いでいる。

一昔前まではこんなのは出来ないと思っていたが……

(それをイッセーが達成させたんだよな…)

こうして目を瞑るとあの時の光景が甦る……。

『そんなに争わないでさ?二人で一緒に泳げばいいじゃん』

『何を不可能な事を言っている人間。そんなのは無理な事だ』

『じゃあ何か?お前はそれを試したってのか?試さないでそれは無理だっていうのはおかしいと思うぜ……互いが互いを認め合えよ。お前ら、兄妹みたいな物なんだろう?』

そう言ってイッセーは我らの戦いを拳ではなく言葉で解決させた。

イッセーがいなければこんな光景を見ることもなかっただろうな。

「?グレートレッド…あれ、何?」

「何……?」

と、オーフィスがある場所を指差す。

その場所に向かってみると……それは玉座のような物だった。

「これは……玉座か?」

「でもただの玉座ではない……もの凄い力……感じる……」

オーフィスの言う通りだ。これはただの玉座ではない。

一体、何なのだ……?

SIDE OUT
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