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ハイスクールD×D〜進化する勇気〜
第二十話
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……』

「この事は明日、部室に行って先輩に言おう。まあ、信じてもらえる可能性はゼロに近いかもしれないけどな」

むしろ情報源がそのテロ組織の奴だと知れば俺への警戒をさらに強める事になるが…背に腹は変えられん。

俺はそう思いながら、家に帰った。



翌日、俺は早速報告する事にした。

「……兵藤君、その情報源は一体どこなのかしら?」

予想通り、警戒してきたな。まあ、大体の予想はついていると思うけどな。だってこんなの内部の者しか知らない事だもん。

「ある有力な情報筋だ。これは結構確かな情報だ。気をつけろよ、慢心は身を滅ぼすだけだからな」

俺はそう言って部室を出た。

祐斗SIDE

「部長、あんな奴の言うこと信じなくてもいいですよ。どうせガセですよ」

「そうですわ。それに本当だったとしても私達がいますし」

と、リューセイと朱乃がそう言っている。

しかし、僕は警戒を怠らない。

イッセー君の言った事が本当であるにしろ本当でないにしろディオドラ・アスタロトの力が増幅したのは事実なんだ。

他の皆はそんなに警戒していないけど……でも、僕一人だけでも警戒しておこうかな。

「ありがとうね、リューセイ、朱乃」

部長はそう言っている。

慢心はしないだろうけど……でも、今回のゲーム……。

(本当に一波乱ありそうだね、イッセー君…)

僕は密かにそんな事を思っていた。

それと同時に早く完成させないとね。

一刀修羅(いっとうしゅら)雷切(らいきり)を…。

SIDE OUT

さあて、一応警告はしといたが……多分あんまり意味はないだろうな。

『そうだろうな、それよりもより一層相棒への警戒を強めただろうよ』

はぁ……俺が何をしたってんだ。

「おかえり、イッセー君。どうだった?」

と、俺を待ってくれていたのはヴァーリと()()()だ。

そういえば言ってなかったな。イリナの奴、こっちに転校してきたんだ。

しかも俺と同じクラス。

まあ、バカ(神名)はすぐに笑顔を振りまいてたけど……イリナがあそこまで嫌な顔をしたのって見たことないぞ。

「どうしたもこうしたも……あの様子じゃちゃんと聞き入れられてねぇよ」

「なんでイッセー君の事疑うのかな?」

「ま、仕方ないと思うよ。なんせ情報源が不明な点もあるし、元から疑われていた事もあるしな。一応警告はしといたけど……」

さあて……このレーティングゲーム、どんな波乱が待ち構えているのかな。

グレートレッドSIDE

「ふぅ……やはり泳ぐのはいいものだな……」

「うん…やはり静寂…いい」

今我とオーフィスは次元の狭間を
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