暁 〜小説投稿サイト〜
地球最後の日には・・・
真紅に染まる・・・〜過去の記憶〜
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
その日は何十年に一度と噂されるほどの雪がふっていいた。

僕は当時9歳だった。


生まれて初めて見る雪に心を弾ませていた。


「ねぇねぇ、お母さん!お外真っ白だよ!」

「そうね〜お父さんが帰ってきたら公園にでも遊びに行きましょうか」

「うん!」


僕とお母さんは雪を眺めながらお父さんの帰りを待っていた。


だがいつまで経っても帰ってこない。


「こんな雪だからお父さん、お仕事場から動けないのかもね」

「お父さん帰ってこられないの?」

「多分ね、仕方がないわ、私達だけで公園に行きましょうか」

「うん!」


僕とお母さんはしっかりと手を繋いで歩道を慎重に歩いていく

手袋の上からでも伝わる温もりを感じながら。


公園は家から数十分の場所にある。


公園にはまだ誰も入っていないらしく足跡一つついていなかった。



僕は公園につくと思いっきり走り回る。

お母さんは雪ウサギを作り始め、僕は雪だるまを作り始めた。

丁度そのとき、帰宅中のお父さんが公園の前を通った。


「あ!お父さ〜ん!」

「お、なんだ、公園にいたのか〜」

「あら、あなた、お帰りなさい。雪大丈夫だった?」

「いや〜電車が止まる前にこっちにこれたんだけど、タクシーは危ないと思って歩いて帰ってきたよ」

「おつかれさま!お父さん!」

「よし、遊ぶぞ!」

「うん!雪合戦したい!僕とお母さんでチーム組むから、お父さんはユキちゃんとね!」

「ユキちゃん?」

「うん!さっき僕が作った雪だるま!」

「おお!そうか!じゃあお父さんはユキちゃんとだ!」

「じゃあ、よ〜いスタート!」


その合図で雪合戦がスタートした。




勝者は僕たちだった。

ユキちゃんは雪の上から雪をかぶっているような状態だった。



悲劇は遊び疲れ家に帰る途中に起こった。


家まではほんの数十メートルだった。



僕は走って家に帰ろうとする。

「走ると危ないわよ!」

僕は振り返り

「大丈夫だよ!家はすぐそこなんだし!」

また前を向きなおしたときだった。

自分の後ろで鈍い音とともに爆音がなり響く。
































僕はすぐには後ろを振りむけなかった。













恐る恐る後ろを振り向く。






















そこには・・・










[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ