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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
皆が無事ならそれでいい
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「何なんだ、あいつら?」
結局、奴等は消え、沈黙が訪れる。敵の目的は分かっていても敵が何なのかが分からない、一体奴等は何なんだ?
けんじゅうは吸血鬼しか使えない。いや、使えない訳では無い、別に使う事も出来る。それ相応の対価を支払うなら、
けんじゅう、宿主の寿命を代償に異世界の獣、意思を持ち魔力の塊でもある。強大な戦闘力を持つが危険すぎる為に
通常、不老不死の吸血鬼しか扱えない。
通常の人間でもけんじゅうは扱える。ただ、その代償に宿主の寿命を使う。人間の寿命なんてたかがしれている、
けんじゅうを出した瞬間、通常の人間なら寿命を使い果たし死に至る。それをあのロットと言う、少年は吸血鬼でもないのにけんじゅうを呼び出し戦っていた。寿命を老化せず
「そう言えば古城、大丈夫か!?」
古城のけんじゅう、レグルスアウルム
敵のけんじゅうにより魔力を吸収された。けんじゅうは契約した吸血鬼と一心同体となる、もしけんじゅうがダメージを喰らえば、宿主にもダメージが来る。多分、魔力を吸収されたら宿主にも
「ああ、大丈夫、少しふらつくだけだ。」
古城はその場からフラフラしながら立ち上がる。相当、魔力を吸われたのだろう、だが、俺達を安心させる為
古城は無理に立ち上がる。
「ありがとな、姫柊、上条」
笑いながら古城は言う。
「ありがとう、と言われる程の事はしてねぇよ。」
「そうですよ。先輩、当然の事をしたまでてすよ。」
確かに俺達がいなければ古城は負け、魔力を奪われていただろう。だが、そこには俺達がいた、ただそれだけの事だ。仲間として、友達として、当然の事なのだ。ありがとう、言われる。筋合いは無い。そう上条は思う。
「それにしてもこれどうする?」
辺りは、さっきの戦いで公園はボロボロになっている。ブランコは変な方向に曲がっており、椅子は原型を留めていない、滑り台に限っては何が何だか、
まぁ、でも良かった。皆が無事ならそれでいい
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