二回戦開始
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に変化した。一撃で決める!!
「はぁっ!」
エネミーを斬りつけると防御した状態で、そのまま倒す。チラリとアーチャーの方に視線を移すとアーチャーは首を左右に振った。
「まだまだだな。お前は、まだ投影するスピードが遅い。もっと早く投影せねば、素早い相手などには勝てん」
評価は頑張りましょうだそうだ…………。悔しいがまだこいつの投影のスピードに比べると遅いし、投影されたものが脆いし弱いのはわかる。
(そうは言われても、どうやって投影のスピードをあげればいいんだ?)
俺の投影は
創造の理念を鑑定し、
基本となる骨子を想定し
構成された材質を複製し
製作に及ぶ技術を模倣し
成長に至る経験に共感し
蓄積された年月を再現し
これらを投影して、始めて完成する。これを、もし一つでも手を抜けば、すぐに壊れてしまう。確かに、投影のスピードが上がれば、それだけ戦略の幅が広がっていくけど…………。
(どうしたものか…………)
そんなことを考えながら、しばらく歩き回ると、毒を撒き散らすイチイの木があった場所に辿り着いた。
「ん?これ…………」
足元に違和感があるのでみてみると欠けた矢じりが落ちている。ひょっとしてあのサーヴァントのものじゃないか?一応、拾っておこう。
「今日は、昨日いけなかったおくまでいくとするか」
「ああ、暗号鍵も回収するとしよう」
アーチャーと二人道を進んでいくと、広い場所にでた。あたりを見回すと転がっていた消滅していないエネミーを見つけた。どうも様子がおかしい。アーチャーが近づき、様子を見てみる。
「死にかけてるだけで、外傷はほとんど無しというところか。これが原因のようだ」
そのエネミーに突き刺さっていた矢をひっこ抜くと、当の昔に限界が来ていたのか、溶けるようにエネミーだけが消えて行った。
アーチャーの手に残った矢も消滅し始めたが、矢の後ろについている風切羽だけが残る。それをしまい、エネミーを倒しながら、更に奥に進むと脚に何かが触れた。
「ん? これ、何だろう?」
一本の細長い棒が落ちていた。折れてはいるが、矢の一部だろうか。鏃、棒、風切羽これまで見つかった遺品が矢ばかりであるため、相手のクラスが想像できた。
「あの緑の奴もお前と同じ弓兵だな」
「私と同じとは少し語弊があるが、まあ、そんなところだろ」
相手のクラスも特定できた上、ラニに渡す物に関してはこれで十分だろう。後は暗号鍵だな。歩き続けると通路の中心に置かれているあるものに目が奪われた。
「ダンボール?」
ガムテープで蓋をされたダンボールが落ちている。ひょっとして……………。中身を開けてみると案の定、中身は柿が入っていた。しかもかな
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