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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第二十三話 破壊の化身
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アレックス「こちらはザフト軍特務隊、アレックス・ディノだ。これより敵大型MAに攻撃を仕掛ける。なお、AAとその部隊に告げる。そちらが撤退しない場合、敵と認識し行動させてもらう」
キラ「アスラン!?」
信じられないと言いたげな表情をするが、アレックスは気にせず言葉を紡ぐ。
アレックス「俺は…お前達がしたことを許せないし、許す気もない。俺はお前達を信じられない!!そんな奴に背中を預けられるか!!」
そう言い切るとセイバーは他のMS隊と共に大型MAに向かっていく。
キラ「どうして分かってくれないんだ…アスラン!!」
共に道を歩めるはずだった。
なのに彼は、記憶喪失をきっかけに遠い場所に行ってしまった。
友であるはずなのに、今はこうして銃を向け合っている。
そんなのは嫌だった。
ただ憎しみをぶつけ合えば悲しいことにしかならない。
前大戦ではそれが分かったからこそ、共に手を取って戦ったのではなかったのか?
キラは苦い気持ちでフリーダムを動かした。
シン「一体何なんだよこの化け物は!!?」
クレア「一体何門のビーム砲を積んでんの!?」
インパルスとデスティニーインパルスがビームライフルを向け、放つ。
陽電子リフレクターが張られ、無効化された。
レイ「やはり陽電子リフレクターを搭載していたか…しかもこんな広範囲に…」
アレックス「懐に飛び込めば出来るかもしれない…だが…」
スティング「見つけたぜ赤いの!!今日こそ墜とす!!このデストロイでなあ!!」
今までセイバーに辛酸を舐めさせられてきたスティングは歓喜の表情を浮かべ、デストロイをMS形態に変形させた。
ステラ「え!?」
シン「変形…した?」
MS形態に変形することで正面の火力が増し、一気に火力で押し潰す気なのだ。
スーパースキュラやツォーンMk2によって一撃で仕留めようとするが、アレックス達は何とか回避に成功する。
デストロイの両腕が分離し、ビームガンでセイバーに狙いをつける。
インパルスとストライクEがセイバーを援護しようとするが、デストロイ本体のミサイルとビームが妨害する。
スティング「ハーッハッハッハッハッ!!最高だぜこりゃあ!!」
デストロイの圧倒的な火力に狂喜するスティング。
しかしセイバーに気を取られ過ぎていたからかガイアの接近を許してしまう。
ステラ「はああああ!!」
ビームサーベルでコクピット部を切り裂いた。
スティング「ぐう…」
しかしあまりの巨大さ故かコクピットも通常の物より広いため、パイロットはダメ
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