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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
イマジンブレイカー
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あいつは何者だ?
僕の眷獣の攻撃を受けて立っている。いや、打ち消しというのが正しい
有り得ない、レグルスアウルムの魔力を吸収し更に強力になった僕のけんじゅう、その攻撃を
「君、何者だい?」
「だから、言ったろうが上条当麻、お前の幻想をぶち壊す存在だ。」
幻想をぶち壊す?
僕はその言葉を聞き、何か引っかかる。奴の言葉、どこかで聞いたことのある言葉、奴は何者だ?
奴は、何か違う。今まで見た人間とは何かが違う、そもそも魂が人間ではない。だが、吸血鬼でもない、それは魔力を持たない存在のようだ。奴から魔力の欠片も感じ無い、これはおかしい。人間、吸血鬼、精霊、獣人
これらは生きている限り魔力を少なからず持っているはずだ。それを奴は持たない、それは奴は死んでいるか人間ではない事を意味する。
「君は人間かい?」
「バーカ、見て分かんねぇのか?、それとも目が腐ってんのか?」
上条は挑発的に、言う。
別にイライラした訳でもない、こいつは言う限り人間のようだが、コイツの言っている事は信じられない
僕のけんじゅうの攻撃を打て消した。それだけ、それだけが、気掛かりだ。
「オラーーーー!!」
奇妙な右腕を持つ少年は体制を低く、走り出す。そして右腕を前に出しソロンレグルスに触れる。
「な、何をする気だ!?」
ソロンレグルスは今、100万vの塊、それに触れる人間なら一瞬で焼き焦げる。それをあの人間は、
「パキーン」
ガラスが割れる様な音が周りに響く、最初は何の音かは分からなかった。だが、それはすぐ現実となる。
「消えろ!!」
イマジンブレイカーは叫ぶ。
そして、その右腕に触れたソロンレグルスは光の粒になって消えていった。
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