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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第二十二話 叱責
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結局、しばらくしてもクレアはレイに一本も取ることなく訓練終了した。
レイ「いいかクレア。お前は落ち着いてさえいればインパルスの性能を限界まで引き出せる。」
クレア「ぼ、僕はいつでもインパルスを限界まで…」
レイ「ならば何故お前のインパルスより機体性能が低いシンのインパルスやディンに負ける?」
クレア「…返す言葉もございません。」
レイ「デスティニーインパルスの機体性能はフリーダムすら凌駕するが、燃費が悪すぎる欠点がある。攻撃はビームシールドで防がず、かわせ」
クレア「う、うん。デスティニーインパルスは機動力があるからかわした方が有利なの?」
レイ「一概にそうとは言えないが、かわし方一つでいくらでも有利な体勢に持ち込める…。アカデミー時代のお前は余裕のある時はそうしていたぞ」
クレア「へ?そうなの?」
レイ「ああ、シン達も努力して今の実力を身につけた。お前も努力を怠らなければ今より強くなれる」
クレア「うん!!シン、次は負けないからね!!」
シン「期待しないでいるよ」
ハイネ「俺も先輩として負けられないな。代機が来たら腕を鍛え直さないとな」
ミネルバでの束の間の平穏の時であった。
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