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機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
第二十二話 叱責
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あ。その力は弱すぎても、逆に強すぎてもだめなんだ。弱すぎれば、こちらがやられ、強すぎれば…ただの破壊になる可能性もある…。敵の戦意を失わせるのが目的なんだ、それ以上の力を振るえば、戦闘意思のない者までを殺してしまう。それは破壊者にすぎないだろう?」
クレア「……確かに、そうだね。僕達は破壊を楽しんで戦っているわけじゃない」
レイ「そうだな。お前は前の大戦で父親を失ったんだったな?」
クレア「…殺されたの、フリーダムに」
レイ「ああ…俺もお前の気持ちは分かる。俺もフリーダムを憎んでいるからな」
クレア「レイも…?」
レイ「俺には兄がいた。兄は人に恐れられたりもしていたが、俺には優しい兄だった。兄を殺したフリーダムを俺は許すことは出来ない。だからクレアの気持ちは理解出来るつもりだ」
クレア「レイ…」
レイ「クレア、ミーティングルームに行くぞ。議長が俺達に話があるらしい」
クレア「うん…レイ」
レイ「?」
クレア「…ありがと」
レイ「…ああ」
2人は甲板を離れ、ミーティングルームに向かう2人であった。
ミーティングルームには既にシン達が来ていた。
他には艦長がモニター横の席に座っていた。
タリア「あなた達。そこに並んで頂戴。デュランダル議長からあなた達にお話があるそうよ。議長もお忙しい方だから30分しか時間は取れないけれど、心して聞きなさい」
アレックス達がモニターの前に並び、しばらく待っていると椅子に座ったデュランダル議長が映し出された。
アレックス達は敬礼する。
デュランダル『皆、クレタでの戦闘は非常に大変なものだったようだね。取り敢えずパイロットの君達が無事で何よりだ』
そう言うと議長はすぐに目を細めた。
デュランダル『しかしながら、死者も多数出た上にミネルバの損害も甚だしい。オーブ軍は相当数の戦力を先の戦いに注いだようだ。それだと言うのに君達は誰1人欠けることなく生き抜いた私は君達を誇らしく思うよ』
アレックス「ありがとうございます。」
デュランダル『それにしてもAAとフリーダム…彼らは一体何をしたいのかね?オーブの国家元首をさらい、ただ戦闘になると現れて、どこにも属さないという立場をいいことに好き勝手に敵を撃つ。確かに強いが、あくまで才能によるもので特に努力はしていない。不殺を貫いているようだが、ただの自己満足にすぎない。支離滅裂な言動を繰り返し、地味な主人公から主役の座を奪い、姉と恋人のスネをかじり、自分は働かずに引きこもる毎日。友人の婚約者を奪い、詰
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