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とある物語の傍観者だった者
18話:黄金錬金
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、その間は誰がインデックスを守る?という話であり、友達を遊んでいるオレに目をつけ嫌がらせをしてまでインデックスを監視しといて欲しいと頼んできた。このロリコン魔術師め。

 気が付けば、もうステイルの姿はなかった。

 代わりに吹寄が目の前にいたり、

「誰かと話していたの?」

「いや、別に……」

 明らかに疑ってはります。めんどくさっ。

「どうせ貴様のことだから見ず知らずの女性に声かけて『オレの上に座ってお話しでもしようぜ?ベイビー』とかナンパしていたんじゃないのかしら?」

「ベイビーとかオレのキャラじゃないし、そんなナンパは成功しねぇ!!」

 成功するなら青髪に伝授してやる。

 まぁ、そんなこんなんで吹寄に問い詰められたり本当に面倒だったけど、なんとかその場を凌ぎ家電量販店を後にする。

 例の店員共が「「閉店まであのおっぱい兵器を見ときたかった!」」とか悔しがっていたかスルーしよう。

「さて、今日のところはここまでにしといてあげるわ、近簿一二三」

「ははーっ、ありがとうござんす、吹寄お嬢っ!!」

「でも、これで全てが許されると思ったら大間違いよ。私達の友情に大きな溝があることには変わりないのだから!!」

「ははーっ、それも重々承知でございやす」

 つーか、何も解決していないよな。

「えぇ、だからこの夏休みで私達の友情を取り戻すのよ、近簿一二三!!」

「ははーっっ、あっしも友情を取り戻したい所存ですっ!! 精進しやすっ!!」

「だから明日もここに来るわよ、わかった!」

「………」

 さすがに2日連続はキツくないか??

「ふ、吹寄お嬢、明日もこのあっしを遊びに誘ってくれるのはめっちゃ嬉しいのですが、他の所に行きやせんか?? 2日連続はちょっと……」

「あ?? 何か言ったかしら??」

「いえ、明日もココがいいです! 寧ろもうココで吹寄お嬢に奉仕させてほしいでやんす!!」

「えぇ、明日は朝から晩まで私についてきなさい!」

「んんっ、御意ッ!!」

 もうヤバいね……

「じゃ、バイバイ」

「うん、バイバイー」

 こうしてオレは吹寄と今日の日はさよならした。

 まぁ翌日から一週間、吹寄と毎日ここに通うことになり変な噂を立てられるのは今のオレには知る由もないけどな。




 さて、ここからが本番だ。

 もう夕方なんだけど……

 ステイルに言われてオレはインなんとかさんの見張りをしなければならなかった。

 それが今回のオレの役割であり、脇役で頑張らなくてはならなかった。

 ので、オレはインなんとかさんがいると思われる、居候している子萌先生のアパートに訪ねてみた。


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