第三話 決心
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
由々しき問題であるのだから!!!
「あのっ」
「メイ?あれ、アイ?」
「私アイさんじゃないよ・・・てかあなた!たぶんアイさんが頼んだの赤丸じゃなくて普通の週刊のほうだよ!!」
「えっ、これじゃないメイ!?」
「た、たぶんそうだよ。そっち高いし、アイさんがっかりするから返品して買いなおしな!」
「わかったメイィ!!ありがとうメイィ!!」
ふぅ・・・これで一安心。ん?
「何やってんだ私?」
というかヤツはどうして買い物ができたんだ・・・?
謎が謎を呼び私は途方にくれたが、同時に再再確認をさせられた。やっぱり昨日の出来事は、何一つ夢ではなかったらしい。
学校に着くと私は席に座った。そしてただ、時が経つのを待った。え?何で待ってるのかって?それは始業時間より早く着いてしまったからだ。え?そういう問題ではない?はて、私にはあなたが何を言っているのかさっぱりわからない。学校は勉強するところでありそれ以外には何もやることはない、というよりもしてはいけないのだよ!?え?言いすぎ?まったくこれだから最近の若者は。え?友達がいないんだろうって?うるさいよ。いるよ。2人。
「キコちゃんおはよぉ〜。」
そらみたことか。さっそく私の友達が話しかけてきただろ?
「おはよう、えっと。」
「ユメだよぉ。」
「あぁそうだった。おはようユメ。」
「おはよぉ〜。じゃあまたねぇ〜。」
「うん、またね。」
うむ、やはり持つべきものは友達だな。え?今のどこが友達かって?友達だろう、どう見ても。挨拶をしたんだぞ。というか挨拶するだなんてもはや親友だろう。まったく、最近の若者は。え?名前忘れてたじゃないかって?いいかいキミ、人間の脳はね、忘れるようにできてるんだよ。まったく最近の若者は。え?会話が短い?うるさいよ。この最近の若者が。
― キーンコーンカーンコーン
あ、始まった。よーし、勉強するぞー!!
― キーンコーンカーンコーン
「ということで今日はここまで!はいじゃあ号令。はい、お疲れ様でしたー。」
「ジュルッ・・・。」ガタッ
・・・はっ!寝てしまった。いやぁー、よく寝た。うん、うん、良い睡眠だった。うん、良しとしよう。まぁそのあれだ、昨日色々あって夜眠れなかったんだろう。いや実際そういうわけじゃないけどまぁ、うん。さて、10分休みだからまた時が経つのを待つか!
・・・お気づきの方もいるかもしれない。そう、私は大体毎日毎時間をこの調子で過ごしている。やる気になっては寝て、やる気になっては寝ての繰り返しだ。そのため授業の内容はほとんど頭に入っていない。がしかし、成績は至って普通だ。なぜかは自分でもよく分からないがそうなのだから仕方ない。さて、そんなこんなで今日も学校が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ