暁 〜小説投稿サイト〜
ヘタリア大帝国
TURN143 ラストバトルその十三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 大怪獣達を薙ぎ倒した、怪獣達は戦艦と潜水艦の総攻撃を受けそれぞれ大爆発を起こした、その衝撃が艦隊を襲うが。
 その衝撃の中でだ、東郷は言った。
「よし、これでだ」
「女王への道が開きましたね」
「見えてきたぞ」
 こう日本に答える。
「それではだ」
「はい、いよいよですね」
 日本も見た、その女王を。
 白く人間とシロアリを合わせた様な禍々しい、下手な惑星よりも巨大なその姿を見た。柴神はその胸にある赤い巨大な石も見て言った。
「あの石だ、わかるな」
「私の石と同じね」
「あれはほんの破片でだ」
 そしてだというのだ。
「あれが本体だ」
「あの石を粉々にしないと駄目ね」
「女王が死ねば完全に消え去る」
 原子レベルでだというのだ、その赤い石を備えていたカテーリンへの言葉だ。
「そうなる」
「女王さえ倒せば」
「女王とあの石は完全に一体化している」
 その女王さえ倒せばというのだ。
「完全に消え去る、そうなるからだ」
「ではここは」
「一撃で決めなければならない」
 柴神はここで東郷に告げた。
「反撃を受ければ連合艦隊といえとだ」
「耐えられませんか」
「そうだ、出来ない」
 とてもだというのだ。
「だからだ」
「ここは」
「全ての攻撃を女王に浴びせる」
 今の連合艦隊のそれをだというのだ。
「ではいいな」
「わかりました、それでは」
「艦載機も使いましょう」
 日本も柴神に応えて言う。
「それでは」
「周りへの防御はなくなる、、しかしだ」
「ここで女王を倒さねばですね」
「我々は生きられない」
 それ故にだというのだ。
「全ての攻撃をぶつける、いいな」
「それでは」
 日本も柴神の言葉に応える、そしてだった。
 艦載機は艦隊から離れ一斉に女王に向かった、その間に超戦艦と超潜水艦達も。
「いいか、ここで主砲が溶けてもいい」
「あるだけのエネルギーを注ぎ込んで、ですね」
「女王に攻撃を浴びせる」
 東郷は大和の艦橋で秋山に告げた。
「ではいいな」
「エネルギー充填完了です」
 砲雷長が東郷に言って来た。
「ではですね」
「攻撃目標はあの石だ」
 女王のその巨大な赤い石だというのだ。
「あそこを撃て、いいな」
「わかりました」
「ではだ」
 流石の東郷も緊張を感じていた、額から汗が流れ落ち喉がごくりと鳴った、そしてだった。
 自ら発射ボタンを押した、艦のエネルギーが今主砲達から放たれる。
 他の艦からもだった、そして潜水艦からも無数の巨大な魚雷が放たれる。どの艦も放てるだけの鉄鋼弾を放つ、ミサイルも。まさに人類の懇親の一撃が今放たれた。
 その全ての攻撃が女王を撃った、赤い石も頭も身体も。
 惑星、いや恒星をも壊さんばかりの攻撃を受けてだ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ