暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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皿くらい食べてもまだ余るし」

リアンシェルトがガーデンベルグに1皿差し出した。ガーデンベルグが「それなら頂くよ」と受け取ったその時、

「お待たせぇ〜♪ 試食係を連れてきたよ。って、なんだ。私と入れ違いだったんだ、ガーデンベルグとシュヴァリエル」

ステアの陽気な声が開かれた扉から聞こえてきた。ステアの背後、そこには2人の青年と少年が居た。

「クルックス、レンマーツォ・・・」

ボケーっとしていたティーナが彼らの名を口にした。
青年の方は【クルックス・アルヴィト・ヴァルキュリア】。
“|顕地の槍”のコードネームを持つ、第二世代アルヴィト隊の隊長で、土石系最強の“ヴァルキリー”。
ココアブラウンの髪はライオンのたてがみのように逆立っている。ダークブルーの瞳は切れ長だが、どことなく優しげなものだ。黒のハイネックタンクトップ・レザーパンツ・白のロングコート姿。

「クルックスが食べてくれるのですか・・・?」

「ああ、ステア様から頼まれた、ということもあるけど、俺自身も食べてみたい」

ミスフィは戸惑ったように自分の所属する部隊の隊長であるクルックスに尋ね、彼は微笑みながらテーブルに置かれた料理を見回す。

「父さんに出す料理の試食だったっけ? 試食とはいえ僕らが先に食べていいのかな・・・?」

【レンマーツォ・ヘルフィヨトル・ヴァルキュリア】。
第五世代ヘルフィヨトル隊の隊長で、コードネーム“星貫(せいかん)射手(しゃしゅ)”を持つ、超長距離からの狙撃を得意とする。
まだあどけない少年で、チョコレートブラウンのショートヘア、シルバーグレーの瞳は少女のようにマルっとしている。白の長衣に黒のハーフパンツ。それがさらに彼を子供っぽく見せる。

「いいからいいから。ささ、座りなさい。あなた達の隊長か副隊長が作った自信作だよ。ちゃんと味わって、それなりの感想を言うこと」

ステアがこの場に居る男性“ヴァルキリー”を、隣の使用人用食堂から持ってきた椅子に座らせていく。ステアの口にした自信作というのを信じ、4人の男性“ヴァルキリー”はフォークとナイフを手に「おいしそうだな」、「少し不格好なのが初々しくてグッド」などと思い思いに喋りながら一口パクリと食べた。

「「「「ぶふぅっ!?」」」」

口に入れたモノを勢いよく噴いた。「汚ないっ!」と悲鳴を上げる女子組。男子組は激しく咽て、飲み物を探す様に手を激しく動かす。テーブルに人数分置いてあったジュース(もちろん手作り)の入ったコップをほぼ同時に手にして飲み干す。

「「「「ぶはっ!?」」」」

鼻から口からとジュースを吹き出す。今度は「鼻が、鼻が痛い!」、「酸っぱいぞ、コレ!」、「目の前が暗くなってきた?」、「そんな、強制シャットダウン・・・だと
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