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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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ッコニコな笑みを浮かべているステアはプリメーラ達に気付かれないようにその場を後にする。回廊をスキップしながら進むステア。着ている厚手の白ブラウス・赤リボン・ロングの白プリーツスカート、ムスペルヘイム軍将軍としての階級章が襟に付いた真紅のロングコートがその都度はためく。
その顔は何かを企てているような悪戯っ子の顔だった。
?―?―?―?―?―?―?
――ヴァルハラ宮殿・調理室
宮殿内に幾つもある調理室の内、使用人の賄いを作るためだけの調理室へ移動したプリメーラ達。そんな彼女達は今、全員髪を後ろで結い、料理の邪魔にならないようにしている。ここの調理室には10台のキッチンが置かれており、それぞれの料理を製作している。そんな彼女たちを見守っているのはステアだ。
「レシピとか要らないの。味や見た目なんて言うのは二の次っ。手料理に一番必要なのは想い・・・そう、愛なのだっ!」
手を胸の前で組んで、その場でクルクル回りながらそう力説する。プリメーラ達は「はいっ、先生!」と返事。ステアは悪戯心からプリメーラ達に何の知識も与えず調理させた。手料理には愛、味は要らない。それを強引に押しまくって。もちろん渋った彼女たちだったが、ステアはこう言って説得した。
――ルシルは完璧じゃなくたって、努力した結果を好む――
ルシリオンの性格を知っている彼女たちはそれで納得した。そして今、調理室内は戦場となっていた。
「あわわっ、調味料を間違えました〜(泣)」
「大丈夫♪ そのミスを帳消しになるように別の調味料を入れよう!」
「痛っ!・・・・・初の被ダメージが包丁による自傷・・・orz」
「大丈夫? ていうか不器用なのね、氷月」
「ああああああああっ! 火が食材に燃え移ってる!」
「うわっ? ナーティア、水!」
「あ、はい! 真技っ!」
「待った! ボヤにも入らない火事に真技ってダメっ!」
ナーティアを押さえこむミスフィ。その間にティーナが燃えている食材を手にして流し台にポイ、蛇口から水を出し消火。大事にはならなかった。だが騒ぎは収まることを知らない。
「食材が逃亡した!?」
「にゃぁぁぁああああああっ!? 足にタコが絡みついてるっ! ダメ! 気持ち悪い・・・!」
「誰かアーフィの足に絡まってるタコを剥がすの手伝って!」
「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ・・・・プチ」
「アーフィがキレた!」
「押さえろ! 儀式魔術を発動されたら調理室が吹っ飛ぶ!」
「調理室どころか私たちも吹っ飛びますって!」
「キャハ♪ 黒コゲにしちゃうから☆」
「アーフィの性格が変わっちゃってます!」
「アーフィはキレると性格が可愛い方向に変わる、っと。ルシルとシェフィに
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