暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
???????
[4/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
よりも、もっと喜んでもらえるようなモノが良いと思うのだけど・・・」

「愛の告白っていう言葉でも十分父上は喜ぶと思うけど?」

「愛の告白かぁ・・・。お父様にフラれるの前提でソレはシステムの自壊行為かも。この大事な時期にお父様に告白して、フラれたショックで頭ん中(プログラム)異常発生(バグ)ったら、それこそ終わりだよ?」

「うわぁ、それは嫌ですね・・・。修復時に今までの会話記録を見られたらもう生きていけません・・・」

「でもティーナの提案は悪くないと思うよ。もちろん愛の告白は行き過ぎ、もとい恥ずかし過ぎ、さらにフラれるのが確定してるから無理だけど、お父様の心に残ってくれるようなメッセージを贈るのは良いと思う」

プリメーラ、ティーナ、ナーティア、ソアラ、リアンシェルトがそれぞれ言いたい事を言っていく。それから幾つかの案が出されていく。肩もみ、お茶くみ、模擬戦の相手等など。しかし言い出しっぺのプリメーラが難色を示す。もっといい案は無いのかと。氷月と他の2人はただ黙って聞いているだけだ。

「だったら、ここは王道の手料理でいいんじゃないの?」

今まで黙っていた1人の女性が挙手し、そう提案する。
第二世代アルヴィト部隊の副隊長、“双剣の帝”のコードネームを持つ【ミスフィ・アルヴィト・ヴァルキュリア】だ。
ロングの金髪を白リボンで結い、ふわりとしたポニーテールにしている。足元まである長衣は灰色。そして黒のジャケット・黒の前開きスカート。いつもキリッとした彼女のジェードグリーンの瞳も、ここにアルヴィトの隊長が居ないことで柔らかなものになっている。
そのミスフィは挙手して、真っ先に挙がりそうだった手料理という提案をする。静まる円卓。ここに居る誰もが手料理と真っ先に考えていた。確かに考えていた。が、あえて誰も口にはしなかった。

「あのグラズヘイムのセインテスト王でありながら、家事が得意という父さま相手に、料理経験が一切無いあたし達が料理を振舞う。どういう結果が待っているのか火を見るより明らかだわ」

黙っていたもう1人の女性が小さく挙手しながら、手料理という案をバッサリ切り捨てる。
彼女は【アーフィ・ラーズグリーズ・ヴァルキュリア】。氷月を隊長とするラーズグリーズの副隊長だ。
コードネームは“幻界(げんかい)の司書”。遠距離からの儀式魔術を主とした攻撃・支援を行う機体だ。
オレンジ色のセミロングの髪はウェーブが掛かっていて、オパールブルーの瞳はクリっとしている。薄い桃色のブラウスに赤いネクタイ・赤ブレザー、黒のプリーツスカートという格好だ。

そんな彼女アーフィと、ティーナとミスフィを除くメンバーが「う゛っ」と胸を押さえた。彼女たちの父ルシリオンは何でもこなす。一国を治める王でありながらも家事でも何でもす
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ