暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダムSEED DESTINY〜SAVIOUR〜
desire 1 花見
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
舞い散る桜の山道を進む賑やかな一団がいた。

アーサー「花見だ!!桜だ弁当だ酒…酒だーーーっ!!!!」

レイ「何をわけの分からないことを…それから俺達の大半は地球では未成年です。20歳に満たない者の飲酒は法律で禁止されています。」

クレア「後、うるさいよ」

シン「本当に副長はステラの教育に悪いな。艦長、お願いします」

タリア「ええ、艦長である私の前で飲酒を仄めかす発言をするなど言語道断。ミネルバに戻り次第、あなたはトイレ掃除三回よ。」

アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!?」

ステラ「副長、面白い…」

ルナマリア「ステラ、あんなのになっちゃ駄目よ。あれは駄目人間の典型なんだから。」

ハイネ「きっついな〜」

その集団を中心に、辺り一面に笑い声が響き渡る。

ナオト「副長って馬鹿だよね。何であれでミネルバの副長に選ばれたんだろ?」

アレックス「おいおい、そう邪険にしてやるな。それが副長のいいところでもある。」

シン「まあ、確かにそうですね。これで趣味がアレじゃなければ…」

シンが溜め息を吐きながら呟いた。












































そして宴は賑やか楽しげに、かつ派手に行われた。

アーサー「はーっはっはっは!!皆して俺を馬鹿にして…俺は副長なんだよ馬鹿やろおおおおおおお!!!!」

レイ「………」

でかい声を上げるアーサーの隣で、耳栓を着けながら無言で卵焼きを口にするレイ。

クレア「…あ、このミートボール美味しい」

耳栓をつけ、アーサーの存在を無視してミートボールを咀嚼するクレア。

ステラ「……うるさい」

ボソリと呟くステラ。

シン「そうだね。よし、今はオフだから殴ろう」

シンが叫び続けるアーサーに近づき、殴り飛ばす。

アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!!!」

殴り飛ばされたアーサーは見事な放物線を描いて吹き飛ばされた。

ナオト「おお!!」

アレックス「見事な放物線だな」

シン「ところでステラ、さっきから気になってたんだけどそれって何?」

アーサーを殴り飛ばし、桜の下に一緒に座って一息吐いたシンはステラの隣に置いてある荷物を見ながら尋ねる。
ミネルバを出る時から何なのか気に掛かっていたがステラは微笑むだけで教えてくれなかったそれ。
それを聞かれたステラはまた微笑んだ。

ステラ「お弁当…だよ」

シン「え?」

彼女がゆっくりとその荷物を広げると中には可愛らしい弁当箱と水筒に入ったお茶。
そのことだけでも驚いたシンだったが、箱の中身に更に
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ