暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
空翔ける翼……です。
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
……あ……れ?―――なに……こ……れ?」

私はそこで意識を失いました。






「調子に乗るからだ。この馬鹿者め。」

私は現在医務室のベットの上で正座させられています。

これが一夏だったらこの下のリノニュームの硬い床で正座をさせられることでしょう。

「返す言葉あもありません。ごめんなさい。」

「ふんっ。お前の機体。フリーダムには特殊な機関が装備されているようだ。山田先生。」

傍らに立つ山田さんに千冬姉が振ります。

「は、はい。えっと、春奈さんの専用機[RCI-00XG フリーダム]は単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)が発現しているみたいなんです。」

「えっと……ISの第二形態で起動する特殊能力ですよね?」

「はい。よく知ってますね。」

「……ええ。まぁ、勉強しましたから。」

ISの操縦者を目指す以上は勉強は必須であるのです。

「普通は第二形態からなんですけど、一次移行で単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)が現れるのが初めてのケースですから。」

前代未聞といったところかな?

「そして、単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)の名前が《クリスタル・ハート》。」

……どっかで聞いたことがある名前だけど―――なんだっけ?

「人の精神力をエネルギーに換える特殊機関。それが《クリスタル・ハート》だ。」

あ、思い出した。スーパーロボット大戦の何かは忘れたけど……オリジナル機体の動力だった。

「フリーダムは理論的な永久機関を保有していることになるのだ。ただし、燃料は搭乗者の精神力。体力といってもいいか。」

私が意識を失った理由。なんとなくわかった気がする。

「春奈。お前の専用機は確かに強力だ。ただし、クリスタル・ハートの発動のタイミングには気をつけるのだぞ?」

「……ゑ?」

千冬姉は私に告げます。

「本日。実技試験は合格という事だ。筆記も主席に近い位置にいるしな。」

「合格おめでとうございます。それから、代表候補性先輩として祝福しちゃいます。」

「……え!?」

私は聞きなれない単語が耳に残ります。

代表候補性……?

「鈍いな。お前を政府が代表候補性に選んだのだ。胸を張れ。日本代表候補性なのだからな。」

「えええええぇぇぇぇぇ!?」

この日私はISを手に入れました。そして……自由を軽く縛られました。

でも、悪い気はしない……かな?
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ