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ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
留年は保留にしてやる。
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「お、終わった。」
古城はその場に倒れ出す。どうやら力尽きたようだ、ただの屍のようだ。
「お疲れ古城、」
先程まで古城は補修をしており白い回答用紙にシャーペンで埋めていった。歴戦の勇者と言ってもいい。
「良かろう、留年は保留にしてやる。」
那月ちゃんは残念そうに言う。その言葉を聞いた古城は勢い良く立ち上がり両手を天に上げ、叫ぶ。
「よっしゃーーーーーーーー!!」
相当、嬉しいのだろう。さっきまで半べそかきながら再試を受けていたというのに、その顔は例えるならワールドカップでゴールを決め試合終了のホイスルがなる。俺のシュートで勝ったー!そんな感じの顔だ。
「良かったですね先輩、でも真面目に学校に登校してテストを受けていればこんな事にはならなかったですよ。」
痛い所を突かれ古城は思わず。
「す、すいません。」
「それでこれからどうするんだ?」
それを言ったのは那月ちゃんだった。これからどうする、それは確かに重要な事だかそれを考えるのも中々骨が折れる。まず手掛かりが無い、それにあの吸血鬼は電話をしても電話に出ない。多分、あっちから掛けて来ない限りあの吸血鬼とは話せ無いだろう。
「どうするか、」
「そうですね。」
古城と姫柊は考え始める。これからどうするか、永遠に答えので出ない問題を
「ともかく、ここ居ても何も始まら無い外に出ようぜ!」
上条は言う。こんな所で考えても答えは出ないここは適当に周りをぶらつきリラックスするのが先決だ。
「それもそうだな、一旦学校をでるか。」
古城は言いながら筆記用具をバックにしまい込み教室のドアを開けるなそして、
「那月ちゃん、また今度!」
「だ、か、ら、教師をちゃん付するな!!」
那月ちゃんは大声を上げ古城を叱る。だが、古城はその場から走り去り那月ちゃんから逃げる。そのあとを追うようにして姫柊も那月先生さよなら、と言って古城の後を追っていく。俺も行くか、上条は走るだが、
「まて、少年」
「?」
那月は上条を止める。そして、重々しく口を開け言う。
「君は人間か?」
那月の口からは意味不明な言葉が発せられる。君は人間か?その答えは簡単、俺は人間だ。
「いや、済まない忘れてくれ。」
そして那月ちゃんは教室から去る。一体、さっきの言葉は何だったんだ?
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