暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep40悲しみの砲光は冬空を照らして〜Celestial Birds〜
[9/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そこにあるのは敗北、死、という結果のみだ』

「アレッタ三佐!」

『迷うな。道は1つだ。己の信念に従い行動する、それだけだ。だからこそ、俺も教え子であるお前を討とう。それが俺の意志だからだ』

どれだけの魔力がこの砲撃に次ぎ込まれているのか。放たれてから1度も途切れずに掃射され続ける9発の砲撃。私とレヴィはひたすら避けて避けて避け続ける。そんな中、レヴィから念話が入る。

『なのはさん! スターライトの準備をして!』

『スターライトって・・・。そんな集束している時間なんて・・・。それに、レヴィのエクステンドでも倒せなかったのに、私のブレイカーで倒せるとは限らない・・・!』

『それはたぶん、わたしの込めた神秘が弱かった所為。でもシャルロッテの神秘を扱えるなのはさんの集束砲ならいける!』

そう提案してくる。

『チャージ時間はわたしが稼ぐから、なのはさんは集束に力を注いで』

レヴィの言う通り、もうそれしかないのかもしれない。アレッタ三佐たちはもう私たちを倒すべき障害としか見ていない。

『・・・判った。時間を稼いで、レヴィ』

『了解。お任せて!』

なら、もうこちらも本気で、手加減無用で行くしかない。集束砲スターライトブレイカーの準備に入るために、レヴィとファノから大きく距離をとる。ファノの右の頭部がこちらに向こうとしたとき、レヴィが急接近して頭部に一撃入れて、射線を上にずらしてくれた。

「レイジングハート。ブラスター2。ブラスタービット展開」

≪All right. Blaster 2nd, Ignition≫

“ブラスタービット”4基起動。レヴィとファノの周囲に射出、展開する。私は“レイジングハート”を構えて、チャージに入る。

†††Sideなのは⇒レヴィ†††

なのはさんはアレッタ三佐ともっと話がしたかったと思う。だけど、もうこれ以上の防戦はこっちの身が持たない。だからこそ集束砲を撃つように勧めて、なのはさんは賛成してくれた。あとは、ファノの姿になってるマルフィール隊を一撃で倒せるほどの威力までチャージする時間を、わたしが稼げばいいだけ。わたし達から距離を取ろうとしたなのはさんへと右の頭が動く。

「どこを見てるのっ!」

――瞬走弐式――

砲撃群をスレスレで避けながら急接近。ゼロ距離で砲撃を撃って、無理矢理くちばしを上に逸らせる。

「アストライアー。モード・コンバット」

そしてまた瞬走弐式で距離をとって、ポニーテールにロングコートとハーフズボンという中遠距離戦用“モード・バスター”の防護服から、ツインテールにセーラー服とミニスカート、スパッツという近接格闘用の“モード・コンバット”の防護服へと変更する。近接攻撃力と瞬間機動力重視の戦闘モード
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ