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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep40悲しみの砲光は冬空を照らして〜Celestial Birds〜
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・―・―・―・―・―・―・
其は悲しき復讐者マルフィール隊
・―・―・―・―・―・―・―・VS
(まさか目の前に居る“コレ”が・・・アレッタ三佐率いるマルフィール隊・・・?)
戸惑う。だけど、そうなんだと理解するしかない。目の前に居る三つ首・六枚翼へと変わってしまっている“赫羽の荒鳥ファノ”が、今のマルフィール隊の姿なんだと。
「敵に教えるとでも思っているの?」
『敵、か。そうだな。管理局は今や俺たちテスタメントの敵。ならば早速お前たちを撃墜させてもらおうか・・・!』
レヴィの言葉にそう返したアレッタ三佐、ファノが中と下、二対の翼を大きく羽ばたかせた。途轍もない突風が起きる。何とか耐えようとしたけど、この風圧には耐えきれないと判断して、身を任せて吹き飛ばされる。
吹き飛ばされる中、風の流れを肌で感じて自分の機動に利用する。レヴィも同様に上手い具合に突風の中を泳ぐように飛んで、施設から大きく距離を取ろうとする。私たちと幹部の闘いに航空隊員たちを巻き込まないようにするために。
――翔け抜ける速攻の陽虚鳥――
そんな私たちに突撃してくる巨大な赤い砲弾と化しているファノ。今のマルフィール隊は全長5m近いファノの姿となっていることで、翼を広げたらさらに大きく見えるから威圧感が普通じゃない。風の流れに逆らわないように、だけどしっかりと回避できるように飛ぶ。ギリギリ回避の所為で、すれ違いざまに叩きつけられた衝撃波によってまた吹き飛ばされる。
「レイジングハート!」
≪Load Cartridge. Blaster set≫
シャルちゃんのカートリッジをロードし、ブラスター1を発動。“レイジングハート”と共に意識を対幹部戦用へと切り替える。少し離れた位置で過ぎ去ったファノを見据えるレヴィに視線を送る。レヴィは私の視線に気付いて、念話を送ってきた。
『接近戦じゃ話にならないと思うから、わたしはモード・バスターのままで戦闘を続行するね』
『了解』
レヴィとそう話して、上空へと軌道を変えたファノへと意識を向ける。
「アレッタ三佐、話があります」
上空を遊泳するファノに話しかける。レヴィが私を見て戸惑っているのが判る。だけど、まずは誤解を解いておきたかった。セレスさんの逮捕未遂の一件は、全てがディアマンテの仕組んだことだと。はやてちゃんや私たちはセレスさんを裏切ってなんかいないと。
『話? 今さら貴様ら
偽善者
(
きょくいん
)
の話を聞く耳など持ち合わせていない』
『大人しくここで終焉を迎えなさい、エースオブエース』
――生死繰り返す永劫円環――
私に答えたのは、デレチョのマルシーダ二尉とイスキエルドのオデッセイ二尉。左右の頭から発せられる念話だった。そして私だけに標
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