暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep40悲しみの砲光は冬空を照らして〜Celestial Birds〜
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襲撃する。だけどアレッタ三佐はそれに構うことなく突撃を止めないで一直線に向かってきた。

――ラウンドシールド――

回避するには遅すぎたことでシールドを張って防御。衝突。でもアレッタ三佐は距離をとることなく、そのままシールドを突き破ろうと翼を羽ばたかせた。フルフェイスの兜の奥に輝くアレッタ三佐の目と合う。言い知れない恐怖が全身を襲う。人としての目じゃないような気がしたかだ。“ブラスタービット”4基を操作して、アレッタ三佐へと4方から砲撃を撃つ。アレッタ三佐は私から距離をとることで回避。

――破濤なる赫羽の真煌――

そしてすぐに翼を広げて、翼の前面から赤い砲撃を撃ってきた。威力は高い。だけど一直線過ぎてアクセルフィンで簡単に回避できた。

「忘れるな、高町・・・歴史の・・・変わRi目・・・時代が動くtOき・・・何かsiらの・・・犠牲・・・が・・・生mAれ・・・る・・・」

「アレッタ三佐・・・?」

「・・・ボス・・・先に・・・逝って・・・」

アレッタ三佐はダラリと項垂れたまま動かなくなった。何度も「アレッタ三佐」と呼びかけ、何度目かの呼びかけで項垂れていた顔を上げた。

「∵ΩЖ∬ΣЯ∀!」

「っ・・・!?」

アレッタ三佐が聞き取れない言葉で叫んだ。それと同時に私に向かって突進を仕掛けてきて、私は無意識に“レイジングハート”を向けてエクセリオンバスターを撃っていた。直撃。晴れていく煙幕の中から姿を現すアレッタ三佐の兜は砕け落ちて、その素顔を晒していた。

「・・・どうして・・・こんなことに・・・」

その目は虚ろで、何も映していないのが判った。表情からは何も感じられない。死人と同じ、アレッタ三佐の姿はあってもはそこにはもういない。結局、誤解も解けず、アレッタ三佐のまま逝かせてあげることも出来なかった。

「∵ΩЖ∬ΣЯ∀!」

吼えるアレッタ三佐だったモノ。真っ直ぐな軌道で私の元へと再度向かってくる。ただ少し身体をずらすだけで回避できて、ソレはそのまま通り過ぎて反転。また突進してきた。そしてまた避ける。突進。避ける。突進。避ける。視界が涙で滲んで揺らぐ。もう見ていられない。こんなアレッタ三佐の顔を、動きを。

「レイジングハート、ディバインバスター・・・行くよ」

≪All right. Load cartridge≫

シャルちゃんのカートリッジを2発ロード。せめて、私が幼少の頃より共に歩んできたディバインバスターで、アレッタ三佐を送り出す。それが教え子が師に送る最後の手向け。ソレは大きく私から離れて停止。大きく羽ばたいて突撃を再開。私は“レイジングハート”を向かってくるソレに向けて砲撃の準備に入った。

「∵ΩЖ∬ΣЯ∀aaaaaaaaa!」

翼を身体に巻きつけ
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