暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep40悲しみの砲光は冬空を照らして〜Celestial Birds〜
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らの複雑な機動。わたしはそれをじっと観察しつつ連続砲撃連砲(ストレイフ)を放つ。1発目と2発目は避けられた。そして3発目が掠って、4発目が直撃した。デレチョの動きが一瞬停止する。その一瞬を見逃さず、無駄になんてしない。

紫光瞬条(マナクル)!」

デレチョの背面にベルカ魔法陣を展開。そこからいくつもの帯が出てデレチョを魔法陣に拘束する。すぐさま“モード・バスター”へと移行。両手をファノへと突き出して前面にベルカ魔法陣を展開。周囲の魔力を魔法陣へと集束させていく。

「これで・・・・最後だッ!」

――紫光掃破(ハーツイーズ)昇華(エクステンド)――

ムーンライト・ブレイカーに次ぐ集束砲をもう1度放つ。ファノと違う今、耐性を受け継いでいるとは思えないから通用するはずだ。

「先に逝っています。隊長・・・!」

――破濤(ハトウ)なる赫羽(アカハネ)真煌(マオウ)――

デレチョは最期の置き土産とでも言うように翼の先端をこちらに向けて、その間に発生させた魔力スフィアを砲撃として発射した。
わたしの撃った集束砲エクステンドと激突。僅かな拮抗のあと、わたしの砲撃に飲み込まれた。デレチョの砲撃もろともエクステンドがデレチョを飲み込んで、とんでもない魔力爆発が発生。それはわたしをも飲み込むほどの巨大さで、慌ててシールドを展開。魔力全てをシールドに回す。

「耐えろぉぉぉーーーーッ!!」

ひび割れたシールドをこれ以上破壊されないように維持する。そしてようやく爆発は収まって、わたしは大きく安堵の息を吐いた。

「はぁはぁはぁ・・・勝っても、はぁはぁ・・・何も嬉しくないな・・・」

目の前に広がる空と海を見ながら、嬉しさより悲しさが満ちる胸に手を添えて、小さく溜息を吐いた。

†††Sideレヴィ⇒なのは†††

≪Accel Shooter≫

アレッタ三佐へと15発のシューターを、様々な軌道から狙い撃つ。迫るシューターを悠々と回避して、私に左手を翳すと同時に砲撃を撃ってきた。私も余裕を持って回避。今度は高速砲のフォトンスマッシャーを連続で撃つ。

「アレッタ三佐!!」

「これがエースオブエースの翔る空、か。何とも言えない緊張感だな」

アレッタ三佐の翼から赤い羽根が数十枚、複雑な軌道で飛んできた。シューターを操作していくつかを迎撃。残りはエクセリオンバスターで一掃する。

――翔け抜ける速攻の陽虚鳥――

その最中に赤い砲弾となって突撃してくるアレッタ三佐。

――セイクリッド・クラスター――

私は迎撃を終えてすぐに拡散攻撃(クラスター)を撃つ。放たれたスフィアがアレッタ三佐へと向かい、周囲で炸裂。無数の魔力弾の包囲網となって、アレッタ三佐を全方位から
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