暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep40悲しみの砲光は冬空を照らして〜Celestial Birds〜
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覆う光が無くなって、わたし達の視界に入ったのは2つの人型だった。赤い甲冑に身を包み、マントを靡かせるマルフィール。そしてもう1人、甲冑を着こんだマルフィール・デレチョ。

「まさか・・・強制的に融合が解かれるような事態になろうとは・・・」

「隊長。こkokaらは、一対いtiのtatakaいを・・・Eースオbuエースha、隊ちょUが・・・」

「っ!・・・マルシーダ。・・・・判った。お嬢さんの方は任せたぞ」

「ryoukaい」

フルフェイスの兜から覗く輝く目がわたしとなのはさんに向けられる。なのはさんを見ると目が合って・・・。言葉を交わさなくても判る。頷き合って、それぞれが闘うべき相手の元へと翔ける。

「アレッタ三佐!」

「高町っ!」

なのはさんとアレッタ三佐は高速機動で衝突しながら、わたしとデレチョから離れていく。そしてわたしは、少し様子がおかしいデレチョと対峙する。見据えるは己が倒すべき敵ただ1人。1対1なら、わたしは負けない。

「これで決着だ、マルフィール隊!」

――瞬走弐式――

「終わるnOはお前Tatiの方だ。古きシステムYo!」

――翔け抜ける速攻の陽虚鳥――

真正面からぶつかる。肩上でガシッと両手を組み合って拮抗。体格差は向こうの方が上。こうして両手の組み合いを続ければ押し負けるのはわたしだ。

――崩山嵐蹴牙――

「はぁぁぁぁぁぁぁッ!」

向こうが動く前に先制攻撃をとらせてもらう。身体を折って、デレチョの胸部へと踏み蹴りを連続で入れる。デレチョがわたしと組んでいる両手を離そうとするけど、わたしはそれを離さない。このまま至近距離で攻撃を続け、反撃に転じられる前に落とす。蹴って蹴って蹴って蹴って蹴り続ける。すると甲冑からピキッとひび割れる音がした。

「調子niノるなよっ!!」

「うわっ!?」

両手を無理やり下に引かれて、デレチョに背を向ける形での逆さ状態になってしまった。直後に背中に奔る衝撃と激痛。硬い脚甲による膝蹴りが背中に打ち込まれた。「かふ・・!」息が詰まる。唯一の救いは両手を放してくれたこと。さっきのわたしのように掴み続けて何度も攻撃を入れられたら、背骨を折られて負けてた。

――風雅なる赫沫の散々華――

距離が空いたところでデレチョは背にある一対の翼を向けてきて、無数の羽根の弾丸を撃ってきた。何度も見ているから瞬走弐式で紙一重で避けていく。するとデレチョは羽根を撃ち続けながら突撃してきた。何発かの羽根を受けながらも軌道上から退避。

――紫光破(ハーツイーズ・ストライク)――

すぐさま通り過ぎて反転してきたデレチョに近接用砲撃を撃ち込む。デレチョはロールしながら回避して、そのまま再度突撃してきた。残像を引きなが
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