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天使舞う、この世界
NO.11 レーティングゲーム
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その声と共に、煙の中から直径50センチぐらいの岩がユーベルーナに飛んできた。

『なっ!?ガハッ!』

『・・・・・・アーシア先輩のおかげですね』

見事命中して、ユーベルーナは地面に落ちた。
白音はリタイアしていなかった。服が所々爆発の影響で破れているが、それでも立っていた。
どうやら、『行進曲(マーチ)』の強化のおかげで爆発に耐えきれたらしい。そして、隙を見つけ岩を投げつけたみたいだ。

『ッ!今だ!朱乃さん!子猫ちゃん!』

『ええ!』

朱乃の雷が降り注ぐ。流石に先ほど放ったものよりは威力は低いが、それでもダメージは大きい。
しかし、ユーベルーナは懐から小瓶を取り出した。フェニックスの涙だ。それを飲もうとしたが、

『・・・・・・させません』

白音の正確無比な投石が瓶を割った。結果、ほんの少ししか回復できなかった。その事に狼狽するユーベルーナ。

『そこだ!喰らえ!』

そこにイッセーの手が服に触れる。

『弾けろ!「洋服崩壊(ドレスブレイク)」ッ!』

瞬間、洋服がバラバラになってしまった。

「・・・・・・なんて残念な宿主にゃ・・・・・・」

ついさっきまでぶちギレていた黒歌が落ち着きを取り戻していた。落ち着いた理由が洋服崩壊(ドレスブレイク)というのは色々と複雑だが。

『ふふふ、あなたこそ油断しましたわね。これで終わりです!』

隙だらけになったユーベルーナに朱乃の雷が再度降り注ぐ!そしてーー

「ライザー・フェニックス様の『女王(クイーン)』、リタイア」

最強の駒を討ち取った。


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「白音〜!よく頑張ったにゃ〜!」

黒歌のテンションが最高にハイってやつになっている。

「はいはい、落ち着きなさい」

全く、時間停止を使ってくるとはね。こりゃ止めるのにも一苦労しそうだな。
女王(クイーン)』を討ち取った後、イッセーは運動場に向かっていった。白音は朱乃と一緒にリアスの元に戻っていった。回復してもらうつもりらしい。

「ライザー・フェニックス様の『兵士(ポーン)』三名、リタイア」

さらに木場が『兵士(ポーン)』三人を倒したらしい。
これで焼き鳥の眷属はライザーを入れて八人、リアスの方は全員健在で六人。

「『天使』ってすごいわね・・・・・・」

まさかこんな風になるとは思わなかった。アーシアちゃん大活躍。

ゲームは進んでいく。木場は相手の『騎士(ナイト)』を、イッセーは途中から来た『戦車(ルーク)』とやり合う。
『戦車(ルーク
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